【基礎英文法】(25)接続詞|接続詞の基本
きむっちです。
2021年も
英文法について
noteで発信していきます。
今回からは
接続詞について解説していきます。
この記事では
接続詞の基本について解説します。
言葉自体は覚えなくても大丈夫ですが、
ニュアンスは捉えておいた方が
いいですよ。
接続詞(conjunction)とは
接続詞とは
次のものをつなぐ品詞になります。
● 単語と単語
● 句と句
● 節と節
つまり、
何かと何かをつなぐ品詞として
つなぐことになるんですね。
【「句(く)」とは?】
今まで
単語や文章については
何度も出てきました。
一方で、
「句」については
説明していなかったですね。
「句」というのは
2つ以上の単語が集まって、
1つの品詞と同じように働くものの
ことを指しています。
「句」では
次のような使い方があります。
● 名詞句
言葉の通り、
名詞として働くものを
名詞句と言います。
to不定詞の
名詞的用法も
名詞句にあてはまりますよ。
I want to read these books.
「私はこれらの本を読みたい」
● 形容詞句
名詞もしくは代名詞を修飾するための句を
形容詞句と言います。
次のような
英文で使うことになります。
The book on the desk is mine.
「机の上にある本は私のものです」
● 副詞句
動詞、形容詞、副詞もしくは文全体を修飾する句を
副詞句と言います。
次のような
英文で使うことができるんですよ。
下の例文では
形容詞句と同じ句を使っていますが、
同じ句でも修飾する品詞が違えば
副詞句としても使うことができます。
I put the book on the desk.
「私はその本を机の上に置いた」
【「節(せつ)」とは?】
節とは、
前回解説した
5文型の英文で
できている文章を指します。
つまり、
次の文型で
文章がつくられているものを
指しますよ。
● S+V(第1文型)
● S+V+C(第2文型)
● S+V+O(第3文型)
● S+V+O+O(第4文型)
● S+V+O+C(第5文型)
S : 主語
V : 動詞
O : 目的語
C : 補語
節においても
名詞節、形容詞節、副詞節があります。
この段階で
それぞれを使った例を
説明するとややこしくなるので、
この記事では省きますね。
【接続詞の使い方】
前回の年始の挨拶で解説した
接続詞を使った英文には
”and”が接続詞として含まれているんですよ。
以下の英文では
”happy"と”fruitful"を
”and”でつないでいます。
May this be a happy and fruitful year.
「今年があなたにとって幸せで素敵な1年になりますように」
2種類の接続詞の解説
ここからは
2種類の接続詞について
解説します。
接続詞には
次のものがあります。
● 等位接続詞
(とういせつぞくし)
● 従位接続詞
(じゅういせつぞくし)
「従位接続詞」は
「従属接続詞」とも言われるんですよ。
ここからは
「等位接続詞」と「従位接続詞」を
説明します。
① 等位接続詞
等位接続詞は
以下のすべてをつなげることが
できます。
● 単語と単語
● 句と句
● 節と節
この等位というのは
「等しい」を示しています。
つまり、
接続詞を使うことで
等しいもの同士をつなぐことに
なるんですね。
【等位接続詞の注意点】
ここでの「等しい」というのは
be動詞の「等しい」とは
違うものになります。
例えば、
さっきの例文だと
形容詞の”happy”と”fruitful”を
続けて伝えたいときに
使うことになるんですね。
May this be a happy and fruitful year.
ここで、
これらは
全く違うものなので、
be動詞のようにイコール(=)は成り立ちません。
【等位接続詞の種類】
等位接続詞として
次の7個が多く使われます。
● and
● but
● or
● nor
● so
● for
● yet
”for”は前置詞のイメージがあると思いますが、
接続詞としても使われるんですよ。
【等位接続詞の特徴】
等位接続詞では、
基本的に文頭で出すことはありません。
文頭に出る場合には
個々の等位接続詞のところで
詳しく解説しますね。
② 従位接続詞
従位接続詞は
等位接続詞と違って、
次のもの同士しか
つなげることができません。
● 節と節
等位接続詞と違って
単語同士もしくは句同士での
接続で使うことはできません。
等位接続詞の”and”と違って
形容詞の単語だけをつなぐことは
できないってことですね。
【従位接続詞の役割】
従位接続詞としては
主に主節(メインの文章)に対して
説明を補助するような役割をします。
例えば
次のような英文では
従位接続詞で”because”を使っています。
I'm late because I missed the train.
「電車を逃したので、遅れてしまいます」
ここで、
補助する文章を従属節と
呼ぶこともありますよ。
【従位接続詞の種類】
従位接続詞は
同じ使い方であっても
いろんな意味で使われることが
多いんですね。
文の組み合わせによっても
意味が変わることもあります。
従位接続詞では
次のようなときに
使うことが多いですよ。
● 名詞節を導く
● 時を表す
● 原因・理由を表す
● 目的・結果を表す
● 条件を表す
● 譲歩を表す
● 様態を表す
● 比較を表す など
ここからは、
中学英文法でよく使う接続詞に
限定して紹介します。
● because
「~なので(理由)」
● if
「~かどうか(名詞節)」
「もし~ならば(条件)」
● when
「~するとき(時)」
● after
「~してから(時)」
● before
「~する前に(時)」
● as
「~しながら(時)」
「~だから(理由)」
「~と同じくらい(比較)」
● than
「~よりも(比較)」
● that
形式主語・補語(意味を持たない接続詞)
ここで出てきた
”as(比較)と”than(比較)”は
比較表現の中でもでてきましたね。
振り返りたい方は
こちらの記事をご覧ください。
原級(as)の記事はこちら
比較級(than)の記事はこちら
【従位接続詞の特徴】
従位接続詞では、
文頭に出すことができます。
また、
従位接続詞は
一文の中で節と節をつなぐことになります。
そのため、
文と文を区切った形で
従位接続詞で使うことができません。
つまり、
次のような
接続詞の使い方ができないってことです。
≪間違った従位接続詞の使い方≫
× I'm late. Because I missed the train.
次回のお知らせ
次回からは
個々の等位接続詞について
詳しく解説していきます。
次回は
等位接続詞”and”について
解説します。
この記事の内容を
振り返っておいてくださいね。
できる限り丁寧に解説していきますので、
次回まで楽しみにしていてください(^▽^)/
See you again!
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