【基礎英文法】(15)助動詞②| may(canとの違いも解説)
きむっちです。
英文法について解説しています。
今回は助動詞”may”について
解説していきますね。
助動詞mayの意味
助動詞mayは
コアの意味として
「上から下への許容」の
意味合いがあります。
このコアの意味にそって
3つの意味があります。
それぞれ解説していきますね。
① ~かもしれない(推量)
相手の情報や
状況を確認したいときに推定するときに
使うことができるんですよ。
このニュアンスでは
想定される範囲内で起こりうるときに
使われることが多いんですよ。
Taro may have a pen.
「太郎がペンを持っているかもしれません」
「~かもしれない」って意味では
あまり疑問文で使うことがないんですよ。
② ~してもよい(許可)
相手にたいして何らかの許可を取るときに
使うことができる表現になります。
May I open this door ?
「ドアを開けてもよいですか?」
May I help you ?
「何か手伝えることがありますか」
*主語がお店の店員だとして、
相手が買い物で手伝えることを聞くときに使えます
You may use this fitting room.
「こちらの試着室を使えますよ」
③ ~でありますように(祈願)
mayでは「~でありますように」という
ニュアンスで使うこともあります。
例えば、
次のような例文です。
May your days be merry and bright!
「あなたの毎日が愉快で輝かしいものでありますように!」
願っていることが許されるように
伝えるニュアンスなんですね。
神社などで祈願するときにもそうですよね。
この祈願文は
”May + 主語 + 動詞の原形”の形で表される
命令文になります。
命令文でもいろんな表し方があるんですよ。
基本的な命令文の作り方を振り返りたいって方は
こちらの記事をご覧くださいね。
【mayの疑問文に対する答え方】
②で解説した助動詞mayを使った疑問文では
少し変わった答え方をすることになります。
助動詞mayではなく、
助動詞canを使って答えることになります。
yesの場合には次のような答え方です。
Yes, you can.
「はい、閉めても大丈夫です」
その他に
yesの場合で使える表現がこちら。
Sure.
「もちろん」
目上の人に対しては
次のような答え方をしてもよいですね。
certainlyは
日本語ぽく読むと「サートゥンリー」と
なりますよ。
Certainly.
「もちろん」
noの場合には、
次のような答え方になります。
Sorry, you can't.
「ごめんだけど、閉めなくてよいです」
助動詞mayと助動詞canの違い
助動詞mayとcanでは、
どちらも「~してもよいですか」という
ニュアンスがあることを解説しました。
ここからは
助動詞mayとcanの違いについて
解説していきますね。
助動詞canのことを
振り返りたいって方は
こちらの記事をご覧くださいね。
では、
ここから3つの違いを
解説していきます。
① 助動詞mayは
目上の相手や初対面の方に対して使う
助動詞mayは
助動詞canと比べて
フォーマルなニュアンスがあります。
なので、
助動詞mayでは
目上の方や初対面の方に対して使うことになります。
May I help you ?
このフレーズは主に店員さんが使うって
解説しましたよね。
お客さんのことを
ある程度知っていたとしても
目上の方ってことで認識するためにも
助動詞mayを使うことになるんですね。
② 助動詞canは
困ってそうな場面のときに使う
助動詞canでは
相手が困っていそうなときに
使うことができるんですよ。
例えば
道に迷っている人がいたときに
手助けしようとするときに
使うことができます。
③ 助動詞mayでは
推量の意味で使われることもある
助動詞canでも
「~してもよい」って意味合いがありましたよね。
助動詞mayのときには
許可以外に推量のニュアンスがあるんですね。
そのため、
相手に対して誤解を与えることがあります。
一方の助動詞canには
可能・能力のニュアンスがあります。
そのため、
「~できる」ってことで
伝えられるんですね。
なので、
mayを使った疑問文に対しては
canで答えた方が伝わりやすいんですよ。
まとめ
今回は助動詞のmayについて
解説してきました。
助動詞のmayには
次のような意味があります。
① ~かもしれない(推量)
② ~してもよい(許可)
③ ~でありますように(祈願)
助動詞canとの違いについて理解できると
英語のニュアンスがわかりやすくなりますよ。
次回のお知らせ
次回は
助動詞の”might”について解説しますね。
できる限り丁寧に解説していきますので、
次回まで楽しみにしていてください(^▽^)/
See you again!
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