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きんぴらごぼう
2019年7月26日 10:33
私はごく普通のアラサーOL。入籍して1ヶ月以上経つが、まだ新しい姓に慣れない。色々と行き詰まりを感じて衝動的に家を出た(ただし、行き先も彼には伝えてあった)。物理的にも距離を置きたかった。でも、何から?彼の鼾?彼自身?置かれた環境?とにかく、ちょっとした非日常に身を置きたくなった。私は元来、自分の衝動がどこから来るのかという好奇心を突き詰めずにはいられない性格なので、とにかく新幹線に
2019年7月25日 23:45
結婚について本気を出して考え始めてから、もうどのくらい経っただろう。同居して半年以上が経った。やっと結婚式などもひと通り落ち着いたところだ。先日、彼の母親が誕生日のプレゼントにと手作りのパッチワーク小物をくれた。わざわざ摘みに行ってくれたらしい、ラベンダースティックも。正直、ほっこりしたし嬉しかった。そういうものをもらうのは、初めてだった。話は飛ぶが、わたしの小さい頃は家にサンタさ
2019年5月5日 06:55
私はごく普通のアラサーOL。入籍日を控えているがまだプロポーズはされていない。何かと話題のNetflixで『夫のちんぽが入らない』を観た。途中、主人公が私の日常でぼんやり考えていた何気ない心持ちを言語化してドキっとした。『こんな私みたいな不良品をつかまされて可哀相』。でも、劇中の彼もそうだけれど、うちの彼だって哀れではない。私という強力な味方がいるのだから。それにしても、結婚ってな
2019年3月4日 12:16
彼と些細なことで言い合いになって、彼は出かける時間が来てそのまま出かけて行った。とにかく休日だったので、ネット配信動画サービスでお気に入りのドラマや映画を観ていた。あの頃、まだ東京の狭い区域でただ一人の男性を見つけだそうと躍起になっていた頃、ハマっていたドラマ。今の立場から見ると、あれ、こんなシーンあったかな、と思うところも。純粋に感動できた場面も、違う側面が見えてきたりして。結婚てなん
2019年2月25日 10:29
私はごく普通のアラサーOL。恋人はいるが、プロポーズはまだない。先日から彼と同棲(同居?)を始めた。正直、セロリである。あの、有名な歌手グループが歌っていた、育ってきた環境が違うからすれ違いは否めない、というやつである。料理の作り方ひとつでも些細な違いで、ペットボトルのキャップがゆるくて閉まっていない(言われた)とか、常夜灯付けっ放しだしトイレの電気もつけっぱなしなんですけど?(言った
2017年12月13日 20:12
椎間板ヘルニアをやらかした。あまりの苦痛に2日ほどのたうちまわって寝たきりであった。トイレまで這いずることすら辛かった。 一人暮らしはもう嫌だ!となるのが定石であろうが、これだけみっともなくのたうちまわって痛いよーと泣き喚けるのは一人暮らしだからだなぁと思うと、どうにも誰かと暮らすことが怖くなってしまう。キッチンを散らかしたままにしても、脱ぎ散らかした服が散乱していても、一人暮らしなら誰に
2017年12月12日 14:23
今月、結婚相談所に入会した。私には恋人がいるのに。別れたわけでもないし、恋人のことが嫌いになったわけでもないのだが、嫌いになれたらよっぽど楽だったのではないかと思う。紆余曲折あって、初めて恋人の年収を知ってしまった。想像どころか、私の手取額よりも低い金額だった。あんなに美味しい店に連れて行ってくれて、クリスマスや誕生日には素敵なジュエリーをプレゼントしてくれていたのに。どうやら
2017年10月2日 23:59
交際0日婚と騒がれた、俳優・山本耕史さんが徹子の部屋に出たというニュースを見た。結婚しないだろうという思いを覆してくれたのが奥さんだそうで、仕事を全部捨ててでもという覚悟の上の結婚だったそう。迷いがあったらできなかった、と。 迷いがあったら結婚なんてできないのかもしれないな。でも、迷わないなんて、すごい。この人でいいのかとか、タイミングも今なのかとか。色々、悩むでしょ。結婚するってなっ
2017年9月25日 22:25
休日。自宅に彼を招いて手料理を振る舞った。献立は手羽元と大根の煮物、茶碗蒸し、板わさ、青菜と油揚げの炊いたもの、イカ塩辛の炊き込みご飯、ホタテの稚貝の味噌汁。彼が買って来てくれたえんがわのネギ塩和えと鴨のスモークも食卓に並んだ。 オトコをオトすなら胃袋を掴めとよく言うけれど、私はそこの修行が足りないんだろうか。まだ、私は彼にプロポーズされていない。 ここ半年ほど仕事にかまけてろくすっ
2017年9月18日 18:30
私はごく普通のアラサーOL。恋人はいるがまだプロポーズはされていない。来週、彼の母親に会う。何を着ようかと服を探しながら思った。「私らしさ」って何だろう。彼も友人も、「あなたらしさが一番」と言う。着飾って作りこんだ姿ではなく、ありのままの姿がいいのだと。そんなこと言ったら、すっぴんにパジャマで行きますけど。31歳の分別のある(つもりの)大人なのでさすがにこんなことはしないし、初対面の印象が大
2017年9月19日 01:06
私はごく普通のアラサーOL。恋人はいるがプロポーズはまだされていない。振り返ってみれば、結婚願望の希薄な20代だった。かといって将来への不安がなかったわけではないので、本気で老後安心して孤独死が出来るようにと老人ホームへの入居資金を貯めたり、資料を取り寄せたり、した。子供を産むなんて恐ろしいことは私にはできないと決めつけていたし、いつか誰かと結婚するのかもしれないけれど、相手はいま隣で寝てい