【後編】 Look back 3連戦 on 2022SS(免許更新終了した)
5月から7月にかけて予定していた3つのミドルレースを終えることができました。目標に対する結果をきちんと振り返り、自身の次のターゲットである9月の広島湾岸につなげたいというのがこの記事のそもそものねらいですが、見ようによっては60~70kmくらいのレースをうまく走り切りたい・初めて挑戦したいという方にとってのヒントになるかもしれません。
前編では今年5月から7月にかけて参加した3つのレースの総括とタイムテーブルの話、そしてエネルギーと電解質の補給の話をしています。どちらからでも読めるように書いていますので、併せてお楽しみください~。
ウェア・ギアのこと
暑さ対策
ウェアやザック、それにシューズといった大まかなところは自分なりの定番が決まりつつあるんだけど、今回の3レースを振り返り、そして9月の広島湾岸への準備を思うと暑さ対策はまだまだトライする余地が残っている。
日差しを遮る場所が乏しかった秋吉台ではエイドステーションでいただいた氷がなかったら完走できたかどうか分からないし(補給食を入れたジップロックを氷のうに流用してヘアバンに挟むと気持ちよかった~!)、きりえび終盤のドボンポイントとして有名な白鳥川源流でのアイシング効果は絶大だった。
だけどそういったものはレースやロケーションに固有のものであってどの大会にも必ずあるとは限らないので、自分の準備でいくらかでも暑さを緩和できる方法を考えて準備しておきたい。広島湾岸でも氷が提供されろくださいと切に願いながら、頭部・頸部の日除けに手ぬぐいを活用すること、アームカバーを濡らして冷却効果を得ることなどまだまだ試していこうと思っている。
ちょっと
股擦れの話をさせてほしい。
インナー類のチョイスについては、有難いことにこれまで悩んだことがなかったんだけど、行動時間が伸びたことと発汗量が増えたせいなのか、ご多分に漏れずわたしも股擦れの痛みを経験するようになってしまった。
SSシーズンのスターティングメンバーは以下3アイテムで、
・ラミーソックス5本指(インナーファクト)
・シームレスインナーパンツ(通称変態パンツ)(インナーファクト)
・市販のワセリン
ここに新たに2アイテムを導入した。
・テングバーム
・T8/ティーエイト Men's Commandos Running Underwear
何度か経験して判ってきたことなのだけど、わたしの場合はお尻の右側と左側が触れ合っている部分(恥ずかしいので察してほしい)が股擦れになりやすいようで、残念ながらインナーを変えてどうにかなる問題ではなかった。なので擦れ防止のクリームで対処することになるのだけどワセリンだとどうも汗で落ちやすいという難点があった。
最近は保護膜成分が皮膚の角質に入って長時間の効果が見込めるというテングバームを愛用していてなかなか調子が良い。またSNSなどで見渡す限りでは、用を足した後などはクリームをマメに塗りなおすのが良いと学んだので、最近では100均の容器に小分けしてザックの中でもアクセスのよいところに収納している。これって大変面倒くさいのだけど、一度擦れてしまうとそのレースの間中ずっと不快だし痛いので死活問題になるよりずっといい。
せっかくの機会なのでインナーの種類についても一言触れておきたい。
INNER-FACTの変態パンツは通気性や肌触りのよさにおいて理想形というかこれ以上のものはないだろうと思っているのだけど、夏の高温下に限ってはわたしのボンボローニが暑さにまいってしまってだるんだるんになり、変態パンツ固有の収納ポケットもろともぼろんぼろん揺れるようになってしまって困っていた。
試しにT8のアンダーウェアを買って履いてみるとやや締め付けが強いようで、おかげでわたしのボンボローニがだるんだるんになってもぼろんぼろん揺れることなく快適にレースを楽しむことができた。というわけなので変態パンツとT8コマンドアンダーウェア、ほんとうに僅差で甲乙つけがたいので季節やコンディションに応じて使い分けたい。
せっかくなのでインナーファクトの変態パンツについて書かれたとても素晴らしい(そしてだいぶおもろい)ギアレビューを紹介します。
身体作り・トレーニングのこと
ダイエットの進捗
5月時点で瞬間最大風速74kgに達した体重は、7月現在71~72kgあたりを推移していてなかなか調子が良い。身体が軽くなったというほど分かりやすい変化はないのだけど、長い上り区間を頑張れるようになったかも?くらいの実感はある。このままゆっくりとしたペースで、9月には70kg弱のところまでもっていけたらいいんじゃないかな。
特に具体的なことをしているというわけでもなくて、
・体重計には毎朝乗り、ダイエット仲間と結果を共有する
・必要な栄養素がまんべんなく入っているような食事をする
・太りやすい時間帯に太りやすいものを食べない
・60点くらいの食生活を心がける
このくらいしかやっていない。たまに罪深い食事をしたときにハッシュタグ#軽犯罪 とつけたストーリーをインスタに載せるけど、深く反省して一層ストイックに励んでいるということもない。
何かをしたというよりは何かを辞めた方が自分自身にとっては印象的だ。太っているくせに何を偉そうにサプリまみれになってんだという自戒を込めて一度全部絶とうと思いたち、プロテインをはじめ、ビタミン・ミネラルなど必須栄養素補給用のサプリメント、ベタイン塩酸塩など消化酵素系のサプリメント、あとはMCTオイルに至るまで片っ端からやめた。
が、身体への影響は意外となんてことない。筋量が激減もしなければ疲れが溜まることもなく、肌がぼろぼろになったということもない。おしっこが黄色くならなくなってむしろハッピーまである。
もともと運動神経が鈍いわたしはサプリのようなプラスオン的なものに対しても非常に鈍感なようなので、もしかしたらこれらはレース直前直後のコンディショニングあるいはブーストとしての一時的な活用で良いのかもなアと思いはじめている。最近はゆっくり休みたいときにオルニチンを摂るくらいで、効果がはっきりと実感できるものだけを手元に残せたらそれでいい。
そうは言うものの、先日参加したファスティングワークショップでいただいて部屋の隅に置いたままにしてある酵素ドリンクの存在は、わたしの後ろ髪をまあまあ強めに引っ張って離さない。
トレーニングの方向性
レースの振り返りとしてCOROS TRAINING HUBをじっくり見ることにしているのだけど、レースを通じて各パラメータを見ていると特に気になるのがレース後半のパワー[W]の低下。3レースを通じて改善傾向にはあるんだけど、それでもなおタイムテーブルに引用している持久係数と比べて劣っていることが分かってしまった。このグラフは、レース後半も元気なようでいて実はしっかり疲れているということを示している(んだとおもう)(たぶん)(しらんけど)。
パワーという指標ではっきりした持久力の低下について、2か月後の広島湾岸TRまでに何か手を打ちたい。超ゆっくりのジョグを軸にしている現状にLT1とLT2を狙った練習をコーディネートしていくのが正しいアプローチなんだろうと大体の予想はつくけど、実験的な練習になりそう。もう少し体重を落として、お盆過ぎくらいからトライしてみようかな。そもそもそんなに器用に練習できるタイプじゃないけど。
このへん本当はすごく”語りじろ”のあるトピックなのだけど、自分の中で消化しきれていないだけでなく記事として発信するにあたってのターゲットもふわっとしているのでこのくらいにしておく。誰か、こういう数字全部見せてくれてハナシ聴いてくれるひといないかな~~悪いようにしないけどな~~。
まとめ
思えば未体験ゾーンでのチャレンジだったはずの3連戦。ドラマや多少のトラブルはあったけれど全て時間内に完走できたし、体感では2〜3割の余裕を残せました。この体験を「なんとなく完走できた、たのしかった」で終わらせず、上手くいったことともっと工夫したいことに整理したことによって自分が次に取り組みたいことを明確にすることができました。また、チャレンジを考えている人の助けになれたらほんとうに嬉しい。
ここに書いてあることの全てが正しいとは思っていません。これから新しいことが分かったり、何か認識を間違えているところがあるかもしれません。これを読んでなにか気付いた方とぜひ意見を交わして新たな知恵を身につけたいと思うし、一緒にトレイルを走りながらこんな話ができたら最高だなと思っています。
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