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コロナ禍の中で私たちができることは?

島根県内で初めて新型コロナウイルス感染者が確認されたのが4月9日でした。早かれ遅かれ県内で感染者が出るだろうと考えていたので、あらかじめ県内感染者が出た場合の対応を検討し、スタッフの皆さんに周知していたので、店としてはそんなに混乱することはありませんでした。
しかし、お客様は私たちが予想していた以上に警戒心を強められ(当然のことではありますが)、ガックっと来店客数が減少しました。

日頃私たちが行なっているお客様宅訪問も、納品や集金といった必要業務以外では行えなくなってしまいました。

そこで、私たちはまずお客様に電話で連絡を取り、今困っていることは無いか?何か必要なものは無いか?という聞き取りを行いました。
お客様のお困りごとの中に、私たちにでも解決できる問題があるかもしれない、何かお手伝いできることがあるかもしれない、そういった想いからのリサーチ活動です。

4月はまだマスクが入手困難な状況で、お客様の中には、毎朝ドラッグストアに並んでいるけど全然買えないと嘆いていらっしゃるという声も聞いていました。そのタイミングで取引先さんからマスクの手配ができるという情報が入りましたので、すぐにマスクを15,000枚仕入れ、販売しました。
15,000枚のマスクはあっという間に完売し、その後は女性スタッフの皆さんが手作りでせっせとマスクを製作してくださり、必要なお客様へ配布して回りました。ちなみに現在は夏用のマスクを製作中です。

あと、依頼が増えたのが出張キモノコンシェルジュです。Stay Homeにより家で過ごす時間が増えた方々が、家中の片付けをし始められました。出雲市のクリーンセンターにも大量の粗大ゴミが持ち込まれ、処理が追いついていないというニュースがありました。
そして、その家中の片付けに伴って着物の整理もあちらこちらの家庭で行われました。うちにもお声が掛かり、着物の選別やお直しのご相談、処分する着物の引き取りといったご相談にのらせていただきました。
因みに、うちで引き取った着物は、着付け教室でそのまま使用したり、ハギレにして手芸をされるお客様にお譲りしたりします。

そんなことをしながらこの3ヶ月を過ごして来ましたが、外出自粛要請も解除になり、徐々に人が動き出しましたが、さぁこれから私たちは何をしたら良いのだろうか?今まで通りの商売ができるのだろうか?

その辺りの考察はまた次回に。

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出雲のキモノコンシェルジュ
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