止まらない考え事のループ沼から抜け出す方法
瞑想をすれば、立派な禅僧のように無念無想の境地に至れる。
「瞑想」と聞くと、そんなイメージを持っている方が案外多いのかなと思うのですが……
はい、ガッカリさせてゴメンナサイ m(_ _)m
それは幻想です(笑)
瞑想指導を学んで以来、毎朝30分の瞑想タイムを習慣にしていますが、悟りの境地などにはなりません。
そもそも師匠からは、瞑想の目指すものはそこではない、と教えられました。
実は、自然といろいろな変化が起きてくるのですが、なかでもすぐに誰でも気がつくのがこれです。
しかもそれは、瞑想中だけに起きるのではありません。
こうして日常的に活動している時でも同じように、頭の中が穏やかで静かになるのです。
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なのですが、それでも、気がかりなこと、ペンディングになっていることがあると、心がざわつきます。
どうしても、そのことが頭の中でループしてしまう。
気が付くとそのことを、また際限もなくウダウダと考えている。
そんなことがやはり起きます (^^;)
(はい、人間なんてそんなものですよ)
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ボチボチ年末も近づいてきたので、このところやるべきことが目白押し。
どこからどうやってこなしていこうかと、ずっと頭がいっぱい (>_<)
なにかと集まり事も多いし、あいさつに行きたい先もあるし……
冬物の準備も必要で、クローゼットの中を片付けないといけないし……
こういう時って、瞑想していても、どこか上の空と言うかモヤモヤしちゃいます。懸案のものがどうしたって頭に浮かんで来て、静かにしていてくれないんですね。
ところで脳は、わたしたちがそうと意識していない時でも水面下で、気がかりなことについてあれこれと思い巡らしているらしいです。
それこそ、24時間、休みなしで!
心配事や気がかりなことがある時って、なにもせずにただ気を揉んでいるだけなのに妙に疲れたりしません?
そうなんです。
脳は常に働き続けているから、だから疲れを感じるんですね。
なにしろ脳のエネルギー消費量ってメチャ高いですから。
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そこで、今朝の瞑想の際に、ちょっと工夫をしてみました。
普通に瞑想に入ると雑念がガンガン湧いてくると分かっているので、坐る前にまず、気になっていることを全部、紙に書き出して、それから瞑想に入りました。
これが、大正解!
少なくともペンディング事項で頭を煩わせることはありませんでした。
もちろん、他の雑念は普段通り、あれこれと湧いて出ましたけどね (^^;)(それはそれでOK。ただ「そうである」と眺めて、自然に消えていくのを見送ります)
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書くという作業は、深い行為です。
頭の中だけで考えていることって、じつは、考えているようで考えてない。
同じことを何度も繰り返し思い浮かべているだけです。
ループしちゃってることが多いんです。
しかも、何がループしているのかにも気づいてなかったりします。
書くことは、そこに明確な形を与えます。
脳の中だけでは漠然としていたイメージを言葉として捉えることによって、ハッキリとした概念になります。
これが、言語化、意識化です。
そうやって脳内イメージを自分の外に出す(=アウトプット)をして、視覚化すると、なにが問題なのか、何が気がかりなのかが、自覚できるようになります。
脳が、目の前に書き出されたものを見て、高速シミュレートして、潜在意識に蓄えられている情報を呼び出し、「気づき」という形で、必要な答えを導き出してくれるわけです。
ほら、これで一件落着。
脳もあなたも、気がかりな問題から解放されます。
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しかも、このアウトプット作業にはもう一つ良いことがあります。
外に出した分、脳内メモリーにスペースが出来るので、脳は活動しやすくなって元気になるのです。
ホントですよ (^^)
ウソだと思ったら、騙されたと思ってやってみてね。
損はさせませんから(笑)
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