🇫🇷パリ通信 2022年4月末
昨日から、再びパリ。
大統領選挙の第2回投票が終わったばかりの街は、ちょうど2週間の学校ヴァカンスが始まったせいか、子ども達の送り迎えの姿もなく、少し静か。シャンゼリゼ大通りには、キャリーバッグ片手に英語を話すひと達が行き交う。
陽射しはぐんぐん伸びていて、1日中気持ちのいい光溢れる季節になった。時間に余裕があるなら、メトロを使わず、どんどん歩く習慣。レンタル自転車やキックボードは、家族が心配するからもあるけれど、自分でもそう快適ではないので…
パリは小径もたくさんあるので、斜めに伸びる大通りを、気分次第で、くねくねと折り曲がるように移動して行けるのも愉しい。
そんなふうに、いつもと違う道を選んで5区から6区に抜ける道すがら、気づいたら、今は(やはり)南仏で暮らす女友達の元職場を通りかかった。
青空広がる姿も懐かしいだろうと思って、1枚。遊びに寄った(フランスの職場はわりと気軽に立ち寄れるところも少なくない)思い出は、この旧い建物の中は趣あって、とにかく入り組んでいて、階段を延々と上った先の彼女の部屋(フランスのオフィスは個室が多い)は最上階で、陽射しが気持ちいい一方で、猛暑は凄いことになった。
“フランス女性はいつまでも女でいることを忘れない”とか、“結婚や出産してもキャリアを捨てない”と語られているけれど、結婚や出産を機に職業を見直したり、パリを離れるカップルも少なくない。
どちらかがまず仕事や転勤が叶ったら、とりあえず居を構えて、もう片方も新しい仕事を探す…というパターンも目立つし、単身赴任もでパリから毎週末南仏へ、というパターンも珍しくない。
彼女の場合、パリジャンと結婚して子どもを持とうということになった時、相手の方から南仏の彼女の実家の方に移ろうと提案された。(こういうパターンもわりと珍しくない)
どちらかが主で、もう片方が従というのではなく、出来る人が出来ることをする。