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フリーランス続けたい!「もし●●なかったら仕事なくすぞ10選」
フリーランススキル=人間性スキル
「フリーランスとしての向上=人間性の向上」であるのは、過去のnoteで散々書き散らかしている。約20年になるフリーランス生活の中で、小手先・大手先なテクニックは身につけてきたが、いくらテクニックを身につけても
肝心の人間性が伴っていなければ、たちまち詰む。
先日もnoteのレコメンドに、フリーランスになったものの1年足らずで正社員になった20代の女性の話が出ていたので読んでみた。そこには、仕事以外の時間管理が難しくて結果的に収入が下がってしまったのに加え、病気になって精神的に落ち込んでしまって「もっとありのままに生きるための準備段階」として正社員に戻る決断をする様子が綴られていた。
フリーランスでやっていくにも様々なタイプがある。会社員経験がゼロの私はフリーランスの中でかなり異質なタイプなので、フリーランスで活動するためのマインドセットは、ちょっとだけハンデキャップのある環境からのスタートだったこともあり、20代半ばにはすでにマインドセットはできていた。
フリーランスになってから、理不尽なことばかりが起こる。いや、もう人生を歩むこと自体が理不尽なことばかりなんだが、それが分かるか分からないかでフリーランスへの、人生への向き合い方がガラリと変わってくる。
人間性を磨ける環境にいたけれど…
前職・放送作家の同業者はほぼ全てがフリーランス(個人事業主)だったので環境的には申し分なかったのだが、正直言って人間性よりも圧倒的な才能が価値となる仕事だった(と思っていた)ので、人間性を磨く何かとしてこなかった。
これが20代後半・30代になって自分が伸び悩んだところだった。特に完璧なクオリティー求める性格が強く出て、意見の合わないスタッフとバチバチになってそれが周辺に伝わり、「あいつは使いづらいヤツ」のレッテルを貼られてしまった。
40歳手前になるまで、その自分の性格を質すことができなかったのはもったいなかったなぁと今でも感じている。
20代・30代でフリーランスとして活動するのは、個人的には茨の道だと感じる。コミュニケーションツール一つとっても20年前とは大違い。電話やメールだけでなくslackやチャットワーク、LINEと言ったテキストツールでのコミュニケーションも必要になってくるし、レスポンスの早さもある程度求められる。
時代とともに働く環境やツールが変化していて、これに適応する能力がフリーランスには必要である。少なくとも会社員よりは。
「もし●●なかったら仕事なくすぞ10選」
という前段を踏まえ、今回は「もしフリーランスが●●だったら10選」という切り口で、フリーランスとして働くタメの本質論を説く。
1.もしフリーランスがコミュニケーション不足だったら
コミュニケーション不足のフリーランスは、クライアントとの誤解を招きやすく、プロジェクトの失敗につながることが多い。例えば、メールの返信が遅れることで、クライアントの不安を増大させ、信頼関係を損なう可能性がある。
現代のツールは全てアプリで即時通知にすることができる。slackもチャットワークフェイスブックメッセンジャーもアプリの1ページ目に入れておいて、バナーもバッジも表示される仕組みにして現状把握はするべき。
ただ、アプリのツールに頼りすぎてメールの見落としが増えてきているのが最近の課題だ。メールでの返信が年々億劫になってきているので、これは何とかしない解けないなと思っているところである。
2.もしフリーランスが納期を守れなかったら
納期を守れないフリーランスは、クライアントのプロジェクトスケジュールに混乱をもたらし、その信頼を失う。これは再雇用の機会を減らし、悪評が広まる原因にもなり得る。
逆に納期が決まっていないと、不安になる。生放送の時は毎日が〆切だったので、逆算して作業をするのが当たり前だった。どんな体調でも、どんな精神状態でも納期は守らないといけないのがフリーランスなのだ。
3.もしフリーランスが専門知識をアップデートしなかったら
市場や技術の進化に追いつけないフリーランスは、競争力を失う。例えば、最新のウェブデザインなどトレンドに未対応であることが発覚し、クライアントに選ばれない事態になり得る。
これは私の持論だが、フリーランスは物知りでなければならない。エンジニアあえれば最新の言語を知っておいたほうがいいだろうし、ライターならC
ChatGPTを使いこなしているのが当たり前だろう。
「アイツに聞けば何かしら知識が得られる」。そんなに人間にならないといけない。
4.もしフリーランスの料金設定が不透明だったら
料金設定が不透明なフリーランスは、見積もり段階でクライアントに不信感を抱かせることがある。明確な料金体系がないと、プロジェクト開始後の追加費用につながり、信頼の失墜を招く。
とはいえ、料金設定を自分で決めるのは最初のうちは難易度が高い作業。この部分だけは相場感を知っておいた上で見積もりをしたり価格交渉をしたりすればいいだろう。
5.もしフリーランスがフィードバックに対応できなったら
クライアントからのフィードバックに柔軟に対応できないフリーランスは、改善の機会を逃す。これは最終的な成果物の質に影響し、クライアントとの関係を損なうことにつながる。
フリーランスはワガママになってはいけない。ましてや高圧的な態度も取ってはいけない。理不尽な要求を突きつけられて不満たらたらになることもあるだろうが、堪えどころを間違えないのもフリーランスとして生きていくためには大切な要素である。
6.もしフリーランスがプロジェクト管理できなかったら
プロジェクト管理が不得手なフリーランスは、作業の進行に混乱をきたし、多くの場合、納期遅延や品質の問題を引き起こす。これはプロフェッショナルとしての評価を下げる原因となる。
ディレクターのポジションでないときも、ディレクターの立場になってプロジェクト管理をサポートすることが暗に求められる。自分の作業だけでなく、全体の進行管理も見守る立場で見てあげることが大事である。
7.もしフリーランスが過剰な自己宣伝をしたら
自己宣伝が過剰なフリーランスは、しばしばクライアントに不快感を与え、真のスキルよりも自己プロモーションに重きを置いていると見なされがちである。これは信頼性の欠如を招く。
異業種交流会で相手の話を聞けない人は、確実にフリーランス界隈から消えていく。自己宣伝ではなく他者貢献を第一に考えないといけないのがフリーランスとして、人として必要なのだ。
8.もしフリーランスが技術に対して強い依存があったら
一つの技術に過度に依存するフリーランスは多様なニーズに対応できず、機会を逃すことになる。技術の多様性と柔軟性が求められる現代において、これは大きなデメリットである。
一つの技術・ツールだけでなく、何でもやってみる、使ってみる。そこから得られた体験がまた人間性の向上に繋がるのだから、やってみない手はない。そこが会社員とのマインドセットの違いなのだ。
9.もしフリーランスがワークライフバランスを意識しなかったら
ワークライフバランスが取れていないフリーランスは、燃え尽き症候群に陥りやすく、長期的な生産性が低下する。これはクオリティの低下や納期遅延を引き起こし、プロフェッショナルとしての評判を損なう。
東京でやり切った感を出し、福岡に来た当初の私は振り返ってみると燃え尽き症候群だった。なんかやる気が出ないというか、来た仕事しかこなせなかった。東京と福岡のマインドバランスと言うか、立ち振る舞い方にかなり脳を使った。
移住から2年が過ぎた頃にようやく感覚がつかめてきて安定してきた。これもワークライフバランスの一環だし、今年もこのバランスを調整して最適な環境を見つけていく。
10.もしフリーランスが雑談できなかったら
これが最も怖い。雑談できない=人間としての魅力がないからだ。
先日見たフジテレビのドキュメンタリー番組で、婚活男子の奮闘記が放送された。とにかくコミュ力が低い。雑談ができない。会話が途切れてしまうので、話にうねりがないのだ。
極論を言えば、組織内に雑談は不要である。組織自体がムダを排除して仕組み化した成れの果てだから、システマチックに作業をこなしていれば賃金はもらえる。だから雑談ができないのが当たり前になる。
雑談ができる人、上手な人は、基本的に仕事ができる人だ。作業ではなく、仕事。天気や趣味の話しか話題を振れない人は確実なまでに仕事ができない人だ。頭にたたき込んでおいたほうがいいだろう。
まとめ
もしあなたがフリーランスになりたかったら、まずは会社の肩書きを外した場所で人様の役に立てるかを考えたほうがいい。
会社での仕事なんて、作業の連続でしかない。作業は誰でもできる、仕事は人が作り出すもの。仕事とは人の役に立てるかどうか、その一点だけである。
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