フリーランス超!生存戦略「羞恥心」はとっととドブ川に捨ててきやがれ!
フリーランスというポジションは生きていく上での自由と柔軟性がある程度保証されますが、その道を進むには内面の壁を乗り越える必要があります。
私がフリーランスになって今年で19年目になります。先日、友人と飲んでいて、「羞恥心」の話題になりました。note×フリーランスでのテーマで探し続けている私は脳内にピカッと電球のマークが浮かびました。
「フリーランスには羞恥心は必要ない」
「恥は掻き捨て」なんて言葉もあります。自分の性格上、羞恥心は元々そんなに持っていませんが、世間の方々を見ると目立つのが恥ずかしいのか、失敗を恐れているのか、自ら手を挙げて何かをする人が非常に少ない。
フリーランスの超生存戦略として、羞恥心をなくすのは必須条件です。今回は羞恥心を乗り越え方についてお話しします。
羞恥心の理解
羞恥心は私たちが自分自身を低く評価するとき、または他人の目を意識しすぎるときに生じます。フリーランスとして、私たちは自己宣伝や価格設定、顧客とのやり取りを常に行います。これらの瞬間に羞恥心が頭をもたげると、私たちは自分の価値を十分に主張できず、チャンスを逃す原因となります。
そもそも論としてフリーランスでやっていく上で想定される「羞恥心発生場面」はどんなものでしょうか。
フリーランスで羞恥心が起きやすい場面は、フリーランス特有の状況や仕事の性質に密接に関連しています。こうした場面は自己価値の不確かさ、プロフェッショナリズムへの自問、新規顧客との関係構築など多岐にわたります。以下は、フリーランスが羞恥心を感じやすい典型的な場面の例です。
1. 自己紹介と自己宣伝
フリーランスは自分自身と自分のスキルを積極的に宣伝する必要があります。このプロセスで自己紹介が不十分であるとか、自己宣伝が強すぎると感じることがあります。
特にSNSやオンラインプラットフォーム上での自己プロモーションは、羞恥心を感じやすい場面です。
2. 料金設定と交渉
自分の仕事に適正価格を設定して顧客と価格交渉を行う過程は、多くのフリーランスにとって難しいもの。
自分の価値を適切に評価することに自信が持てなかったり、高い価格を提示することによる顧客の反応を恐れたりすることがあります。
3. フィードバックや批評の受け入れ
顧客やクライアントからのフィードバックや批評は、成長と改善に不可欠ですが、時には個人の作品や努力に対する否定的な評価として受け取られ、羞恥心を引き起こすことがあります。
4. 失敗の公開
フリーランスはしばしば、プロジェクトの失敗や目標の達成失敗を公に認めなければならない場合があります。このような失敗を公にすることは、個人のプロフェッショナルイメージに対する懸念から羞恥心を感じる原因となります。
5. 新しいスキルや技術の習得
技術の進歩や業界の変化に適応するために新しいスキルを学ぶ必要がありますが、学習プロセスでの初歩的なミスや理解の遅れは、特に公の場で露呈した場合、羞恥心を感じる原因になることがあります。
6. ネットワーキングと社会的関係
フリーランスにとってネットワーキングは極めて重要ですが、新しい人々との接触や業界イベントへの参加は、自分が十分に興味深い人物ではない、または他のプロフェッショナルと比べて十分ではないという感覚から羞恥心を感じることがあります。
これらの場面で羞恥心を感じることは自然な反応ですが、この感情を乗り越え、自己受容と成長につなげることがフリーランスとしての成功への鍵です。
羞恥心を乗り越える方法
では、多くの人が持つ羞恥心の感情を乗り越えて、より豊かなフリーランス人生を送っていくためには、どうすればいいのでしょうか。以下、羞恥心を乗り越えるためフローを紹介します。
1. 自己受容の重要性
フリーランスの道を歩む上で、自己受容の重要性は計り知れません。自己受容とは、自分自身の長所と短所を全て認識し、それらを受け入れることから始まります。この受け入れがあるからこそ、私たちは自信を持って仕事に臨むことができ、羞恥心を乗り越えることが可能になります。
フリーランスとして活動を続ける中で、時には「この人は本当にすごいな」と思えるような他のフリーランスに出会うこともあります。そのような瞬間に、自分を他人と比べて落ち込むのは簡単です。しかし、他人と自分を比べることは、自己成長の妨げになり得ます。
重要なのは、自分ができないことに焦点を当てるのではなく、できること、自分の強みを認識し、それらを最大限に活かすことです。自分自身を「褒め褒め」することで、自己肯定感を高め、モチベーションを維持することができます。
自己受容は自信につながり、自信があるからこそ、新たな挑戦にも臆することなく取り組むことができるのです。フリーランスとして成功を収めるためには、自分自身の最大の味方でいることが不可欠です。自己受容を通じて、自分自身の可能性を信じ、それを存分に発揮しましょう。
2.失敗からの学び
フリーランスとして成功を収める旅は、失敗を恐れずに前進し、そこから学び取る過程です。失敗は避けがたいものであり、時には私たちのキャリアにおける最大の教師となり得ます。
重要なのは失敗を個人的な欠点ではなく、成長と発展の機会として捉えること。失敗から学ぶことで、私たちはより強く、より賢くなり、次に同じ状況に直面したときには、より良い選択ができるようになります。
フリーランスとして、私たちは自己疑念と羞恥心を乗り越え、失敗を受け入れ、分析し、そこから得られる教訓を活用する力を持っています。このプロセスを通じて、私たちは自己受容を深め、自己効力感を高めることができます。
結局のところ、失敗からの学びは、私たちが直面する挑戦を乗り越え、フリーランスとしてのキャリアを次のレベルに引き上げるカギとなります。失敗を恐れずに新しい挑戦に立ち向かい、失敗から学んだ教訓を活かして前進することで、私たちは自分自身の可能性を最大限に引き出すことができるのです。
3.フィードバックの積極的な受け入れ
フリーランスにおいてフィードバックの積極的な受け入れは、自己成長とサービスの質の向上に不可欠です。顧客からのフィードバックは、私たちの提供するサービスや製品に対する直接的な評価であり、その中には価値ある洞察や改善のための示唆が含まれています。
フリーランスは会社員と異なり、上司や同僚から定期的な評価や指摘を受けることが少なく、自分の仕事に対する反応を客観的に把握する機会が限られています。そのため、顧客からの直接的なフィードバックは、自己評価を精緻化し、サービスを改善するための貴重な情報源となります。
フィードバックを受け入れることは、時には勇気が必要です。批判的な意見や「ダメ出し」を受けることは決して心地よいものではありませんが、それを成長の機会と捉えることが重要です。
顧客との関係構築において「なにか改善点はありましたか?」と自ら尋ねることで積極的にフィードバックを求め、自分自身のサービスを向上させる姿勢を見せることができます。このような積極的なアプローチは、顧客との信頼関係を深め、より継続的な仕事へとつながる可能性があります。
フィードバックを受け入れ、それを実際の改善につなげることで、フリーランスは自信を構築し、自分の提供する価値をより明確に打ち出すことができます。
また、フィードバックから学び、改善を重ねることで、将来的に同様の指摘を避け、より高い品質のサービスを提供することが可能になります。フィードバックを「宝の山」と捉え、それを自己成長とサービス向上のための糧とすることが、フリーランスとして成功するための鍵です。
4.小さな成功を祝う
フリーランスとして働く中で、小さな成功を積み重ねて祝うことは、自信を育み、羞恥心を克服する上で非常に重要です。
日常生活の中で達成した小さな目標や、仕事上のささやかな成果も、自己肯定感を高める貴重な機会となります。たとえば、計画通りにプロジェクトを完了させた、クライアントからの感謝の言葉を受け取った、または新しいスキルを身につけたなど、これら全ては祝うに値する成功です。
小さな成功を祝うことは、自分自身へのポジティブなフィードバックを与える行為であり、モチベーションの維持にもつながります。料理が上手にできた時、誰かを笑顔にすることができた時、予定した時間に起きることができた時。日々の生活の中で小さな達成を見つけ出し、それを心から祝うことで、自分自身の価値を再認識することができます。これらの小さな成功は、フリーランスとして直面する大きな挑戦や目標達成の道のりにおいて精神的な支えとなります。
また、自分の達成を祝うことは自己効力感を高め、今後の目標設定に対する自信にも繋がります。自分が小さなことでも成功できるという実感は、より大きな挑戦に対する不安や羞恥心を和らげ、積極的に取り組む姿勢を促します。
小さな成功を祝う習慣は、自分自身の努力を認識し、評価することで、自己受容へとつながり、フリーランスとしての自信と充実感を深めることに貢献します。
フリーランスとしての旅は、時には孤独や不確実性に満ちたものですが、日々の小さな成功を祝うことで、その旅をより楽しく、意味のあるものに変えることができます。どんなに小さなことでも、自分の成功を全力で祝うことで、自分自身の中にある無限の可能性を見出し、羞恥心を乗り越える力を育んでいくことができるのです。
小さな成功を積み重ねることで、自信を育み、羞恥心を克服します。どんな成功でもいいんです。料理がきちんとできた。誰かを笑顔にした。時間通りに起きられた。
どんな小さな成功も全力で祝いましょう。
まとめ
フリーランスとして生き残るためには、羞恥心を乗り越える勇気が必要です。
この記事を通じて、羞恥心を手放し、自信を持ってフリーランスとしての道を歩むための第一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
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