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1000万円貯めた話

はじめて自分の力で稼ぐという行動を起こしたのは、高校生のときでした。人生初めてのバイトは時給650円のパン屋さんで、週4日で働いていました。今から30年前の話です。
短大生になると、家庭教師のバイトをするようになりました。時給は交通費込で2500円くらいだったと思います。パン屋さんのときと比べると約4倍も時給アップです。当時は個別で3人の中学生を教えていました。
短大を卒業して、携帯電話を扱う会社に就職しました。時代は1996年。私は携帯電話を持っていませんでした。それはとても高価なもので、7万円くらいしました。基本料金は毎月12000円だったと思います。短大卒業したばかりの私が持てるものではありませんでしたが、初給料で買いました。
世の中に携帯電話が普及していったのは、アナログからデジタルへ切り替わった後くらいでした。
この会社は今から間違いなく流行るだろうと父に勧められたこともあり、なんの知識もなかったけれど携帯電話の会社に入りました。
時代が進むにつれて、みんなが携帯電話を使うようになりました。お客様はどんどんお店に来てくれます。その様子を見て社長はいつもニコニコ顔。売上はうなぎ登りでボーナスは年に3回(夏•冬•春)ありました。すさまじい勢いで会社はどんどん大きくなりました。毎月のお給料も上がっていきます。仕事は忙しく、毎日が残業。月に40〜60時間も働いていました。なので、普通の人の倍は稼いでいたのではないかと思います。
私には目標がありました。
「30歳までに1000万円を貯める」です。
独身のうちにできるだけ貯金を増やしたかったのです。
結婚したら、出産と育児で強制的に働けなくなるのは目に見えています。子どもを育てるにはお金がかかります。
そんな先の未来のことも考えていました。
お金は生活に必要なものです。だから、お金のことをもっと知りたいと思いました。
投資をやっている先輩に話を聞きました。
「資産は運用するとお金を増やすことができるよ」
お金を増やすには貯金するしかないと思っていた私には、この言葉は衝撃でした。
なんと、そんなお金を増やすシステムがあるとは!
私も資産運用してみたい、それが始まりでした。
先輩に証券会社を紹介してもらい、担当の方とお話しました。資産運用は、お金が働いてお金を増やしてくれるシステムなんだと理解しました。私は資産運用することで、お金を増やしていきました。
自分で働いたお金とお金が働いたお金で、なんと20代で1000円貯めることに成功しました。
これでいつでも寿退社できると私は思ったのでした。

それから、6年後に念願の寿退社をしました。
あのとき、資産運用しておいて本当によかったなと思います。これからも、資産運用していきたいと思います。


#お金について考える

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