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長い選手生活のためには戦略的撤退も必要ーささしんのタイトルロード 第12回ー

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ちょっとした裏話から超有料級の話まで、
ボウリングはもちろん、メンタルトレーニング
などの深〜い話が聞けてしまう!
プロボウラー笹島新太郎がタイトルを取るまでの
リアルタイムドキュメンタリー

ささしんのタイトルロード毎週木曜日23:00〜
Xのスペースにて生放送で絶賛お届け中!
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1月28日に品川プリンスホテルボウリングセンターにて開催されたシーズントライアル、笹島プロがタイトルを目指して参戦していたわけですが


なんと!予選前半4Gで1,010ピンというハイスコアでトップでの折り返し!
仕事の都合上残念ながら私は観戦、応援には行けなかったんだけど、
合間にJPBAのホームページでスコアの更新を見ていて、「うぉ!マジか!」みたいになってた


その後残念ながらスコアが伸びず、決勝進出とはならなかったものの、タイトルロードを確実に見せてくれてめちゃくちゃ興奮した


では予選後半~準決勝、一体ここまで好調の笹島プロになにがあったのか!?


その舞台裏を生放送でお届けする回となった


予選後半1G目こそスコアを落としたものの、あとの3Gは粘って10位での準決勝進出。ただ、実はすでに予選最終ゲームで事件は起きていた!


「好調の時に自分の状態を変えたくない」というのはアスリートあるあるなんだけど、水分補給で水滴に触ることすら避けていたために熱中症気味になっていたとか(ぉぃぉぃ)


さらにその影響で右腕が悲鳴をあげてしまい、つってしまったらしい


予選と準決勝の間30分で熱中症の方は落ち着いたものの、右腕の状態は芳しくない


これから長い選手生活も考慮し、今回はタイトルではなくポイントを取りトーナメントの参加資格を取ることを優先することに切りかえた


一言でいえば戦略的撤退である。

その判断、さすがプロ


そして今回タイトルに足りなかったものは?というと・・・・・
➡水分補給と電解質(笑)


文字にしてしまうと笑えるくらいシンプルだけど、実際笑い事じゃないんだよね。マラソン選手とか、途中で必ず補給ポイントがあるし・・・
あれ、補給しないと本当にぶっ倒れる選手がほとんどらしい


試合中の補給のルーティーン、今回を機にぜひ取り入れよう、みたいになった


もうひとつはその場の空気感


予選を10位で通過した結果、準決勝を同ボックス、隣のボックスに入るのがトップクラスのプロ達ということもあり


迫力に押され気味になった
とか


この空気感てやつ、実はちょっと厄介で、ボディブローのようにジワジワと効いてくるんよね


自覚症状のないまま微妙な狂いが生じてしまう
まして状態が万全でないならなおさらだ



20年ほど前の話だが、自分にも似た経験がある
宮様チャリティーという全国のアマチュアが集まる大会に出たことがあるんだけど、ここぞというときにピンが飛ばない、微妙なミスが大けがになる、みたいな展開だった。

メンタル的には押されてる感じもなく、集中して上手くこらえていたけど、振り返ってみたら強豪の人達の迫力に押されていたんだなーと


以前の放送でも触れていたが、迫力に押されることに対して、練習やチャレンジなど、毎度シミュレーションしながら投球する、というのを意識してみては?というのをやり続けてもらってたけど、


百聞は一見に如かず、実際に肌で感じるのとはわけが違った
とか


とはいえ、本人が「予選前半だけタイトルロード」と冗談ぽく言っていたが、実際にタイトルロードが見えたのは、シミュレーションがある程度は効果があったんだと思う


折り返しトップ、というのは確実に笹島プロに大きな自信となったのは、声のトーンや言うことからも感じ取れたのが、トークのお相手としても嬉しい限り

ということで、まだまだこれからも続きます!「タイトルロード」



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