同じ釜の飯を食った仲間
こんばんは。あおです。
私は約4年前に離婚しました。
15年半の結婚生活でした。
元夫とは、離婚した後も会っていたし、今も連絡をとっています。
距離が離れてからは会う機会はなくなりました。
離婚後、会うのはおかしいんじゃないかと思ったりもしました。
でも、嫌いで別れたわけじゃない。
人間愛みたいになっていたので、私も無理に連絡を取らなくなるものおかしいんじゃないかと思ってはいました。
あるとき元夫に聞いてみたんです。
「なんでまだ一緒にいるの?」
「なんでまだ一緒にいようとするの?」
元夫が言った言葉は
「同じ釜の飯を食った仲間だから」
最初は、え?と思いましたが、
この人は、私と一緒に居た時間を大切に思っているんだなぁと感じ、
心が温かくなったんです。
もう一緒になることはありませんが、
こういう、人との縁を大切に思う元夫のこんな部分が
私は大好きです。
最近、私が離婚したことで5年ほど疎遠だった遠くに住む父と、あるきっかけで和解をすることができました。
電話で話すことができ、そのときの空気は本当に温かかった。
きっとお互い照れもあったとは思いますが、穏やかに、ひとつの思いだけを胸に話せたことが本当に良かったです。
一緒にいると窮屈だったり、理不尽な部分を感じたり、言いたいことを言えなかったりというのは、親だとあります。
でも、思ったんです。
元夫のいう、「同じ釜の飯を食った仲間」
父も母も、祖父も祖母も妹も…
子どものときからずっと、同じ釜の飯を食った仲間なんだなぁ。
そう思うと、やはりとても大切で愛おしい家族だなと、
みんなを抱きしめたくなりました。
いろいろあって、ニセモノ家族のようだったけどね
私を産んで、育ててくれてありがとう
私の家族でいてくれてありがとう
わたしを娘に選んでくれてありがとう
そう伝えたくなりました。
同じ釜の飯を食った仲間。
こう、教えてくれた元夫も、心のなかではずっと家族だなあ
と心があったかくなる夜です。
みんな、私と一緒に過ごしてくれてありがとうね。