【鬼滅の刃経営考察】産屋敷家から学ぶ経営者の6つの仕事👍〜コロナ禍を脱する秘訣は経営をチームで行うこと🤼♀️〜
産屋敷家は、鬼殺隊を統括する一族で、産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)は、97代目当主です。
この産屋敷耀哉さんって、いつも何してるんだろう?
産屋敷耀哉さん、病気で仕事できてないように見えますよね。
また、
経営者って、いつも何してるんだろう?
うちの社長は、ゴルフばっか行ってて全然仕事してないよね。って思っている人多いのではないでしょうか。
しかし、産屋敷家は、間違いなく、商売を成功させ、財力を維持して来ました。
企業の社長も、見えないところで努力して現在に至っているはずです。
そこで、
産屋敷家を例にして、経営者の仕事とは何かを考察していきます。
そして、経営は一人でなく、チームでする仕事であることに触れ、
実際、アップルやソフトバンク等の超有名企業も、チームで経営して成功している例を紹介します。
さらに、
経営チームを作る4つのポイントについて考察していきます。
【🌻ドラッカーが言う経営者の6つの仕事】
ドラッカーは、著作『マネジメント』の中で、「一部を列挙」と前置きをしつつ、
経営者の仕事が6つあるといっています。
(①使命を決める)
使命とは、社員全員が社会にこんな良い結果をもたらせばいいんだとわかるものです。
使命を決めなければ、組織は共通のものの見方を持てず、間違った行動を続けてしまいます。
鬼殺隊の使命は、鬼舞辻無惨を抹殺し、鬼を滅ぼし、平和な世の中を取り戻すことです。
この使命は、鬼殺隊に浸透している考え方ですね。
(②価値観を創る)
価値観とは、
事業を行う上で物事を判断する物差しです。
組織のトップが、常に社員の前にいるわけではないので、社員が、こういう場合にこういうふうにして考えるということを決めておくということです。
鬼殺隊の価値観は、隊律に現れていますね。
・鬼をかばってはいけない。
・鬼殺隊員同士で斬りあってはいけない。
(③組織を作る)
組織とは、
事業をうまく行うために、機能させる仕組みのことです。
特に、将来を担う人材を育成していくことも重要です。
鬼殺隊という組織を作り、
柱というリーダーを作りました。
また、継子を作って、将来を担う人材を育成して体制を整えました。
組織とは、
沢山の人の集合体です。それぞれが最大限力を発揮できるような組織を作ることで、組織としての意味を成すのです。
また、組織とは、永続的であり、成長する存在です。
従って、将来活躍する人材を育てなければ、組織は衰退して滅んでしまうのです。
(④良い関係を作る⑤外と関わる)
会社は、様々な協力者がいて成り立っています。
お客様をはじめ、提携先、協力会社、銀行、地域など、様々な外の力を借りて成り立っています。
また、トップは、組織の代表者として、事業を共に進める相手、事業に影響を与える相手と良い関係を作らなければなりません。
イベントごとや会食、業界の集まりに出席しなければなりません。
必要なときに必要な場に出向かなければ、会社の信頼を失うことになりかねません。
産屋敷家は、
藤の花の家紋の家と良い関係を築きました。
そのおかげで、藤の花の家紋の家は、鬼殺隊員であれば、無償で尽くしてくれていました。
鬼狩りで傷ついた鬼殺隊は、何度助けられたことでしょう。
外部とこうした関係性を築くことも経営者の仕事なのです。
(⑥矢面に立つ)
重大な危機や著しく悪化した状況において、トップ自身が出向いて、その事態に取り組まなければならないことがあります。
対外的なことから対内的なことまで、組織内改革など、時として勇気を伴う決断をしなければならないこともあります。
産屋敷耀哉も、自ら鬼舞辻無惨と対峙した場面がありましたね。
このように、緊急事態が発生した時には、経営者自らが表に立ち、行動する覚悟が必要になります。
さて、ここまで、6つの経営者の仕事について見てきましたが、
この6つ以外にも、
プロモーション
営業活動
新規事業構築
採用活動
人材の配置
人事評価制度構築
給与体系制度構築
福利厚生
予算組み
資金繰り意思決定
設備投資意思決定
などの仕事があります。
ドラッカーは経営者の仕事について、このように言っています。
全く異なる種類の仕事がいくつもあるため、経営者はどこかは得意だけど、どこかは不得意である。
トップマネジメントの役割は、一人ではこなしきれない量がある。
経営は、一人でやるのは不可能である。
従って、経営はチームでやるべきであるとドラッカーは言っているのです。
【🌻経営チームで成功した企業の例】
実際に、経営をチームで行っている会社が倒産せず、成長し続けているという調査結果が出ています。
そうは言っても、外側からはワンマン経営に見えるでしょうから、成長してきた企業の具体例を上げてみましょう。
(アップル)
スティーブ・ジョブズ氏の仕事は、「新商品を生み出すこと」「新作商品の発表」のみです。
その他の仕事は、全てティム・クック氏に任せていました。
(マイクロソフト)
ビル・ゲイツ氏の仕事も、技術面と対外活動のみ。経営全般はスティーブ・バルマ氏を中心とした経営チームに任せていました。
(ソニー)
盛田昭夫氏は、「販売」を、井深大氏は、「開発」を担当していました。
(ソフトバンク)
ソフトバンクも例外ではありません。
ソフトバンクの株価が大暴落した時、孫正義氏は上場廃止を決定しようとしていました。
ところが、取締役の笠井和彦氏は、断固として反対し、孫氏の意思決定を修正させました。
ソフトバンクが今日もあるのは、笠井氏の支えがあったからです。
このように、一見、ワンマン経営であるような有名企業のほとんどが、経営をチームで行って成功しているのです。
【🌻経営チーム作成2つのポイント】
では、経営チームを作る上で重要なポイントをお伝えしていきます。
①弱点を補い合う存在
先述した通り、経営者はどこかが得意でどこかが不得意です。従って、その弱点を補える存在を見つけることが大事です。
今、自らが苦手な仕事をしている経営者の方がいらっしゃれば、その仕事は部下に任せることを考えてはいかがでしょうか。
②担当分野の最終意思決定をする
チームを作っても、結局社長が全てを決めてしまうのでは意味がありません。
担当させた分野については、最終意思決定の権限を付与し、その責任を守らせる必要があります。
ここで、権限と責任は、バランスさせる必要があります。
権限だけ与えられて、責任がなければ、無責任に適当なことを意思決定します。
権限がないのに、責任だけ与えられていると、権限がないからと言い訳するだけです。
【🌻経営チームが機能する2つのポイント】
さらに、経営チームが、実際に機能するために必要なことが、2つあります。
①社長に意見を言えるチームであること
②自分の意見と違う意見に耳を傾ける社長であること
産屋敷輝利哉(きりや)は、突然父産屋敷輝を亡くしました。
その瞬間に、8歳という若さで、当主を任されることになりました。
しかも、鬼との最終対決、鬼が死ぬのか、鬼滅隊が絶滅するのか、
とんでもなく重要な局面での就任。
仲間が無惨に殺されていくことで、プレッシャーに押しつぶられそうになった時、
妹のくいなが、輝利哉をビンタして、正気に戻させました。
まさしく、産屋敷家は、社長に意見を言える経営チームなのです。
ただ、成功してきた社長にとって、部下の反対意見を受け入れるには、相当の器が必要です。
従って、本当に社長が、会社を成長させたいと思うならば、社員を幸せにしたいと思うならば、経営チームを作り、部下の意見にも耳を傾ける覚悟が必要なのです。
【🌻まとめ】
いかがでしたでしょうか。
経営者の仕事について考察してきました。
まとめると、以下の通りです。
✅経営とは、多岐に渡り、かつ、とんでもない量の仕事。
✅だから、経営は一人では出来ず、チームで行う必要がある。
✅経営者には、得意不得意の分野がある。だからチームで弱点を補う必要がある。
✅経営チームそれぞれが、担当分野の意思決定の権限と責任を一手に負う必要がある。
✅経営者が会社を成長させたいのなら、部下の意見に耳を傾ける覚悟が必要。
多くの中小企業が、ワンマン経営だと思います。
しかし、コロナ禍において、チームで力を合わせてこの難局を乗り切らなければなりません😣
社長は部下の言葉に耳を傾け、
社員は会社のために経営に参画してほしいのです。
経営をチームで行い、日本を元気にして行きましょう🔥!!
こちらの記事は、山下 淳一郎さんの『ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方』を参考にして、一部、私の見解を交えて考察しています。
こちらの本は、経営者の仕事を事例を交えて非常にわかりやすく、読みやすく、記載されていますので、興味ある方は、是非読んでみてくださいね。
【最後に】
最後まで読んでいただきありがとうございました😍
貴重な時間を頂き、本当にありがとうございます🤣
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今後も有益な記事を書いていきますので、どうぞよろしくお願いします🤲
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