練習は、ただ繰り返すのでなく
今日、子どもが部活をがんばる姿を見ました。
2対1で、1人が守り、2人が攻める
先生は、攻めるときのパスの出し方を指導していました。パスの出し方が良いとき、悪いときにしっかりと声を掛けていました。ありがたいことです。
子どもが取り組むものには、できてる・できないが、はっきりと子ども自身が分かるものと、そうでないものがあります。今回のような、パスの出し方は、偶然パスが通るものと、相手の意表を突いたものがあります。練習で目指すのは、後者の相手の意表を突くことです。単にパスが通ったかどうかなら、本人でも分かります。しかし、意表を突けたかどうかは、分かりにくいことがあります。できていたかどうかを、評価して、どうすればよいかを方向づけることを繰り返すことで、子どもは自分のどんな動きがよくて、よくないか、どうしていけばよいかがはっきりと分かり、自身の動きを見直すことにつなげることができます。もちろん、部活のように仲間がいることで、仲間の動きの良い悪いが分かれば、これもとても参考になります。余力があるなら、動画を撮影して自分の動きと友達の動きを見比べることもよいです。
いわゆるテレビゲーム、スマホのゲームなどは、一つ一つの操作に、すぐに反応して良い悪いを音と光で評価してくれます。そのすぐに評価してくれることが、子どもをゲームの虜にする要因の一つではないでしょうか。そういう意味で、大人がすぐに評価して声を掛けて方向づけることは大切で、子どもにとって、練習が魅力的なものになります。
練習は、ただ繰り返すのではなく、評価と方向づけを繰り返すことが大切です。