1月に読んだ本の振り返り

 こんばんは、木倉兵馬です。
 今回は先週申し上げたとおり、本の振り返りをします。
 短い感想文を連ねるつもりです。
 では、1冊目から。

1.『楽園殺し4』


 特殊能力を使い、治安を守る組織を描いたライトノベル。
 たしかこれで5巻目だったはず(1巻目は『リベンジャーズ・ハイ』というタイトルで、2巻目から現行のタイトルになったので)。
 上下に分かれており、今回はアイドルのライブで起きたテロ事件の解決編という内容でした。
 やはりSFよりの特殊能力ものもいいですね~。
 世界観的に全員サイバーなデザインのマスクをかぶっているというのもすきです。
 また、この作品はバディものでもあるのでキャラクターも魅力のひとつなのですが、1巻目で主人公してたキャラがこのところずっとヒロイン役で、1巻目でヒロインしてたキャラが主人公になってる気がします。
 相手の特殊能力を強力に制御するタイプのキャラなので、展開的に力を抑えられがちなんでしょうか。
 ともかく、まだまだ続きそうなシリーズなので楽しみです。

2.『ミモザの告白4』

 一人の告白により世界が変わっていく青春物語。
 今回はきょうだいや家族を妹視点で捉えていく話でした。
 主に視点となる人物は1巻目で登場していましたが、心に抱えた感情が大きく語られるのは今回が初めて。
 この作品のキーワードのひとつは「変化をどう受け入れるか」というものだと思います。
 良くも悪くも世界の捉え方が一気に変わる瞬間、人はどうもがき、どう対応していくのか。
 他人は自分をどう捉えているのか、考え直してみたくなりました。
 なかなか今巻もヘビーでしたが、ラストの主人公の告白で最終巻である次巻がどう展開していくのか気になりますね。

3.『ブラタモリ14』

 人気番組ブラタモリを書籍化したもの。
 この巻は鹿児島、箱根、弘前などを扱った内容でした。
 高校時代は地理と地学を学んでいたのですが、けっこう忘れていることが多いなあ、と反省しきり。
 火山岩の出来上がり方とか、河川が地形に及ぼす影響などそらで言えなくなっていてションボリしました……。
 もう一度学び直してみようかな。

4.『鹿児島のトリセツ』

 鹿児島の地理について写真や図を多く用いて解説した一冊。
 前項目同様、地理・地学の学び直しをしたくなりました。
 また、鉄道についても詳しく説明していたことが印象的です。
 第三セクターが増えていたり、廃線がけっこうあったりと知らないことがまだまだあると感じました。
 鉄道は本気で知ろうとすると底なし沼ですが、身近な題材でもあるので意識したいところ。

5.『公務員、中田忍の悪徳7』

 帰宅したらエルフの少女が部屋にいた、という事件から始まる物語。
 次巻が最終巻だけにクライマックスの巻でした。
 ヒロインたちが抱えた感情を解き放つシーンが多く、自然と涙が出てきて大変でしたね。
 ただ、どのヒロインも主人公に出会って良い方へと向かって行けているので全体としては安心できるのですが。
 奇行に走ることもあるけど仏頂面の好人物、中田忍の行く末に幸多かれ、という気持ちでいっぱいです。
 この巻ですべての謎が溶けたわけではなく、次巻でどういうフィナーレを迎えるのか非常に気になってしょうがないですね!

6.『なぜ僕は4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか』

 4人以上でなくとも3人いる場ですら雑談が苦手な私が読むべき本だと思い、購入し何度も読んでいる本。
「一番手にならなくてもよい」とか「レモンティーを飲んでみる」とか、実践は簡単であろう内容なのですが、ここ最近大勢で集まることがかなり減ってきて、実践する機会がないのが悩みどころ。
 何度読んでも「これならできそう、やってみよう!」と思えるのはありがたいのですが……。
 もし話せそうだな、と思ったら血行を良くして脳を活性化させておきたいですね。

7.『死神と聖女』

 魔術もののライトノベル。
 北欧神話とキリスト教をモデルとした魔術が特徴的で、詠唱の設定が凝っていたし参考文献があったりして、もっと魔術を使用するシーンが増えるといいなー、と感じました。
 今後は女学校で話を進めていく感じになるでしょうか?
 1巻目なので最終的な着地点はまだ見えないのは当然なのですが、主人公がどのように世界と戦っていくのかかなり気になります。

8.『麻雀1年目の教科書』

 麻雀を雰囲気だけで打ってはいけないと思い読んだ本。
「言われてみればそっちのほうがうまくいく可能性が高い!」という感想がいくつも出ました。
 やはり独学でやると遠回りになったり間違った方角から帰ってこれなくなりますね……。
 読みやすかったので何度も読んで基礎を身に着けたいところ。

9.『グスタヴ・アドルフの騎兵』

 三十年戦争の重要人物、スウェーデン国王グスタヴ・アドルフが騎兵・砲兵をどのように変えたかについて解説した一冊。
 騎兵よりも砲兵の変革が重要な効果を産んだ、というふうに読みました。
 革大砲という独特な兵器も興味深いですね、もっともスウェーデンで多く使われていたものの発明したのはスイス人らしいですが……。

10.『グスタヴ・アドルフの歩兵』

 上で挙げた一冊と対をなす本。
 こちらは歩兵について解説しています。
 騎兵が志願制だったのに対し歩兵は徴兵制だったというのが興味深いところ。
 ヨーロッパで最初の近代的徴兵制だったのではないでしょうか。
 スワインフェザーという武器が未だにイメージできてないんですが、パイク(長槍)の一種とみなして良いんでしょうかね?

おわりに

 短いながらも時間がかかってしまいました。
 やはり常日頃から執筆したり書き溜めたりしておかないとダメみたいですね。
 来週も更新したいところ。
 それではまた~!

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