「子持ち様」とかゆうやつ
また嫌なYahooニュースのタイトルを見た。
「マルハラ」くらい嫌なやつだった。あれも大概やったけど。
「マルハラ」って、LINEとかで句読点つけたくらいで「ハラスメント」とかなっちゃうやつね。
こんなんで若者から悪口言われちゃうんかと思ったらマジ辛いし、しんどい内容やったなー。
ヤバ、このnoteかて、句読点だらけや。
ごめんね、若者。おばちゃんは国語に習って、何も考えずに文章作ってるだけなんよ。
それとおんなじくらい嫌な印象受けたよ。いや、身に覚えがかなりあるだけに、もっとしんどいネーミングやったよ。
「子持ち様」。
絶対的に嫌味満載。
「子持ち」の皺寄せが、子を持ってない方々に来てる、とかいうやつでしょ?
てかさ、「中二病」の伊集院光さんとか「心が折れる」の神取忍さんとかさ、世の中で最初に言った人ってなんかすごいけどさ。
「子持ち様」って最初に言った人は、未来永劫、言った事を後悔して欲しいなってくらい心無いワードじゃないかと思っちゃったよ。
どんくらいの「子持ち」の方々がその立場を利用してズルしてて、どんくらいの人がその行為によって嫌な思いをしてるのか知らんのやけど。
私はさぁ、「子持ち」として日々申し訳なく生きていたから、やっぱりなぁ…嫌がられちゃうよね…って気持ちになりましたよ。
世間の目は、思った通り厳しいと。
でもさ、ほんとさ、子どもってさ。信じらんないくらい大事なときに体調崩すんよね。
嘘でしょ?え?今?ってくらい大事なときに。
「え?なんで今?」
って、我が子の胸ぐら掴んで、壁にドンドンして詰め寄りたくなるくらい、熱を出してほしくないときに出したりするんよね。
その度に、母は
「申し訳ない…」「マジ、みんなごめん…」「ヤバ…絶妙過ぎて、嘘って思われたくない…」「てか、世界中であたしが今一番帰りたくない…」
とか思いながら、泣く泣く帰ったり予定をキャンセルしてるんだわぁ。
まぁ、ズルしてる母もおるんかもしれんが。
でも、たぶん大半の母はズルしてないんだよぉ。母が一番信じたくないくらい、子どもは一番いいタイミングで体調を崩すんだわぁ。
母は子のために帰ったとて、それが金に変わることはない。こんな無茶振りクライアントのために、全ての予定を変更したとてだ。
私は歩合制な職業だから、むしろマイナスだ。
帰った母の尻拭いをする、ありがたい方々に対してなんの恩恵がないのと同じなのだよ。
当の子どもはどうかというとさ。
自分のために頑張ってくれた、健気な母の姿が記憶に残るパターンもあるんかもしれんが、大概はよく分からんままに忘れ去られてゆくんよね。
来て欲しいときに母が来てくれんくて、「くっそ〜母め〜💢」って恨んだ感情は、割と強くいつまでも記憶に残るのにさ。
なんでしょね、あの不条理さは。
子を持つ母は(父はあえて外す)、周りにいっぱい気を遣って、いっぱい恨まれて、そして誰からも感謝されない。
そして、
「そんなに大変なら、仕事やめればいいじゃん?」
とか、簡単に言われちゃう。
そんな辛い立場。
たぶん、働く母が多くなりだした今の世は、そんな母が多くなっているんだと思う。
何年後かに、私の子ども達が成長して独り立ちして。時間を自分だけが毎日自由に使えるようになったら。
今、この時に、たくさん助けてもらったことに対して、たくさん恩返しをしたいなと思う。
私を助けてくれた方々に、直接お返しはできないのかもしれないが。
西に熱を出した子の母がおれば、いって看病せよといい、東に小学校の運動会があれば、いって思う存分朝からビデオを回せという。
そういうおばちゃんに、私はなりたい。
なりたいんだよ、すごく。
頑張ろう、働く母たち。