キクトモ

エッセイが好きです。実体験は面白い。長文を書きたい気分のときに気ままに書いてみようと思います。

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  • 映画感想文

    個人的に好きな映画の感想文まとめです。あくまで「好き」な映画ですので、好みが合えば幸いです。

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自己紹介とやらをしてみよう

私は1977年生まれの女である。既婚者、2児の母。 生まれ育ったのは関東の微妙な田舎で。でも、めちゃんこ眺めが良い場所だった。海も山も身近にあった。 高校卒業後、進学のために単独関西地方へ。 親からの援助をたっぷり受けながら、8年も住んじゃった。就職もしたし、帰ってこないと思われていた。 関西に住んで、関西弁もふんわりとマスターしたから、そこそこ喋れる。親戚も関西におるし。 とはいえ、「エセ関西人」って呼ばれるレベルですわ。ネイティブ関西人には勝てまへんから。 関西には

    • セクハラってやつ

      鉛筆デッサンをした。 会社にて、無料で月1回開催してくれている「デッサン教室」でだ。 講師の先生も招いていろいろ指導してくれるので、今年から参加している。 私は美大卒で一応クリエイターを生業としている身なので、もう「デッサン」なんて必要ないとずっと思っていた。 けどさ、初心に立ち返ってもう一度学ぶのも必要かな?って思い直しましてね。 「初心、忘るるべからず」 だ。 久しぶりに、濃さの違う鉛筆をたくさん用意して、カッターで削り、ねり消しを使い、鉛筆の濃淡のみで明るさや色

      • 「桐島、部活やめるってよ」を観た

        2012年、8月公開だったらしい。 現在小6のムスコが生まれた年と月だ。完全に一致しとる。 日本公開日は11日。 するってーと、あっしはでっかい腹で「ちょっと貧血気味ですね〜」なんて産婦人科で言われちゃってて、おまけに両脚が何故かぱんっぱんにむくんでいて。旦那さんのLLサイズのビーサンしか履けなくなってた頃だ。真夏で良かった。 この映画は、地方の高校校内でどうやら一番存在感のあるバレー部のキャプテン、「桐島」が「部活を辞めるらしい」って噂話が広がり、その彼を取り巻く生徒た

        • 走る事に目覚めた日

          ランニングをするのが好きだ。 好きになった理由は実に単純で、「皆より速く走れたから」だ。 私が小学生の頃は、普通に毎年「長距離走大会」なるものがあった。 小学校1年生のときから毎年、11月か12月くらいに開催されていたと思う。寒い時期だ。児童の大半が嫌がるやつですよ。 日本って、箱根駅伝を初めとしてマラソン人気はなかなかなものやと思うのに、イマイチ若者には競技人気が無いよね。 「見る分にはいいけど、自分がやるのはちょっと…」系のスポーツなんだろね。マジ、しんどいし。 「苦

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          7本

        記事

          パパとママについて

          我が家の子ども二人は私たち親を 「パパ」「ママ」 と、呼んでいる。 現在、上は中3ムスメ、下は小6ムスコだ。 この「パパ」「ママ」問題は我が国じゃ割とどうしたらいいんかしら案件だと思う。 「いつまで呼ばせるのか?」 ってやつだ。 赤ちゃんの時から考えると、どーしたって「パパ」「ママ」の方が使い勝手が良い。 覚え易い短い単語だから赤子でも認識し易いし、赤子が発する最初の単語として使われ易い。 幼稚園でも親同士でも「〇〇ちゃんママ」「〇〇くんパパ」など便利に使われている

          パパとママについて

          おとうとちゃんにあげる

          私は二児の母だ。 上は女の子、下は男の子。 ムスメは早生まれだったから、ほぼ2歳差姉弟だ。 ムスメは幼い頃からほんっと静かな子で。 赤ちゃんの時はそれなりに泣いたけど、ムスコが産まれたとき、泣き声のその破壊力には度肝抜かれた。ムスメが赤ちゃんだったときを思い出しながら、 「あんなに大変やったけど、全然やったんやなぁ…」 と、思った。 ムスコと比べると、ムスメはホェホェと割と小さい声で泣いていた。 元々子どもが苦手だった上に、初めての育児で悩んだり戸惑ったりしていた私のため

          おとうとちゃんにあげる

          ぼくをすてないで

          私は3人兄妹の末っ子だ。 3ツ上の兄が一人と、双子の兄(カタワレ)が一人。私は男女の双子で産まれた。 母から聞いた話じゃ、私たちが産まれた日がたまたま「雛祭り」だったことから、 「お代理様とお雛様だねぇ」 なんて、祝福の言葉を受けたりしたらしい。 「お代理様」のカタワレはともかくとして、私はとんだ「お雛様」に育っちまったが。 母の話じゃ当時、お腹のお子が男か女か、産まれるまで分からなかったそうな。双子ってのは分かっていたが、男か女か?どっちだ?って感じだったらしい。 な

          ぼくをすてないで

          「海がきこえる」を読んだ

          「海がきこえる」は、今は亡き氷室冴子さんの小説だ。(随分若くして亡くなっていたのね。全然知らなかった…) この小説が世に出たのはもう30年も前になるが、アニメ雑誌である「アニメージュ」に当時連載されていて、挿絵はスタジオジブリの近藤勝也さんが描いていた。 近藤勝也さんは「魔女の宅急便」のキャラクターデザインと作画監督を務めていた方だ。要は当時の「時の人」だった。 挿絵の淡い色使いや、青春の1ページを切り取ったような動き溢れる一コマ一コマが、当時高校生だった私の胸にとっても

          「海がきこえる」を読んだ

          我が家のサンタ事情

          時期ハズレな話題であるのだが。 サンタを信じてるんだかなんだかよく分からんかった、当時小5だったムスコとの会話。 クリスマス間近になり、プレゼントの話をムスコとしていたのだが、唐突に私が切り出した。 「もうさぁ〜、いいんじゃない?サンタは」 ムスコは笑いながら、戸惑いもせずに切り返す。 「いやいやいや!まだいるって!w」 「サンタもさ〜、大変じゃん?高齢化で…」 「wなんでだよww」 「認知症が始まってるかもしれんから、まわった家とか忘れちゃってさぁ…」 「w

          我が家のサンタ事情

          ボール遊び禁止おばさん②

          さてさて、我が家のお隣さんは、公園でのボール遊びを厳しく取り締まるおばはんだったわけですが。 我が家から少し離れたところにある広い公園にも、同じ様なおばさんが出没すると小6ムスコから何度か聞いていた。 そこは、地域センターに隣接された広い公園でもあるから、結構子供が集まる場所らしく。 そして、ボール遊びは「禁止」ではなく、「ある条件をクリアすればOK」というような立て看板があるそうな。 条件はうろ覚えだが、 1.ビニール製のような柔らかいボールであること 2.キャッチボ

          ボール遊び禁止おばさん②

          ボール遊び禁止おばさん①

          「ボール遊び禁止」 近隣の公園でよく目にする張り紙だ。 そもそも、なんでダメなんだろう? ボール遊びって、無限に遊び方が広がるし、長時間でも飽きずに持ち堪えるし、なんにせよ国民が熱狂しているスポーツって全部ボール使ってるよね?なのに、なんでダメ? 幼い頃、私は家のお向かいさんの壁を使って延々とボールで「壁当て」して遊んでいた。 お得意の「一人遊び」だ。 たまに、ワザと高めに投げて庭に入れたりして「すみませーん!ボール取らせてくださーい!」 って言って、よそ様のお庭に勝手

          ボール遊び禁止おばさん①

          黒飴のおばぁさん

          たぶん幼稚園の頃だったと思う。 母が頑張って建てた新築の家に、おそらく引っ越して間もない頃だったから。 私は、家の前の道路で一人で遊んでいた。 引っ越したばかりで近所に友達がいなかったことや、兄たちは男同士で遊びに行ってしまうこともあり、私はよく一人で遊んでいた。 人んちの庭に入り込んだり、軒下のアリ地獄のような無数の凹みを見つけたり、アリをシャボン玉の中に閉じ込めたり。とにかく一人でよく遊んでいた。 その日は夕暮れ近かったと思う。 私は一人遊びに大体没頭するタイプだか

          黒飴のおばぁさん

          映画「Love Letter」

          岩井俊二監督の劇場用長編映画監督第1作。中山美穂主演。1995年公開、だったらしい。 30年も前の作品なのか。すげぇ。 なんせ、全然知らなかった。 私は「岩井俊二」を毛嫌いしていたのかもしれない。いや、毛嫌いと言うよりは、「食わず嫌い」かしら。 私の周りの友人からは、肯定的な感想をあまり聞いたことが無かったと思うし、中山美穂主演ってゆうもんだから「アイドル映画」って印象しか持って無かった。 けどさ、ちょっと前に実生活で岩井俊二監督との、とあるご縁があり。その頃「ラストレタ

          映画「Love Letter」

          忌まわしき児童会選挙

          私が小学生のとき、「児童会選挙」なる物があった。「児童会選挙」とは、「児童会会長」に立候補した児童を、他の児童が投票して決めるやつだ。 立候補した児童は、自分に投票してもらえるように大人同様に「選挙活動」もする。 確か、朝の登校時や朝の会、給食の時間、昼休みなどに昇降口で呼びかけたり、各クラスを回ったりしていた。なかなか本気の選挙活動。 選挙当日には最後の演説があり、体育館に全児童が集まる。応援演説もあった。最後の投票は、各クラスごとに教室で行われていた。 そーいや昔、

          忌まわしき児童会選挙

          無駄ではないということ

          仕事中、小6ムスコから嬉しそうなLINE文章と一緒に画像が送られてきた。 「近所のおばあさんにもらった!」 という内容で、画像にはたくさんのおもちゃのラジコンヘリコプターの箱が写っていた。 なんでも、同じ町内のおばあさんが自宅を整理していたら、昔、旦那さんが趣味で買っていたラジコンが大量に出てきたと。 旦那さんはもう歳も取り、認知症も進み、使う事はできないのだけど、捨てるのは勿体無いからと、ムスコに全部くれた、という事だった。 「ぼく、こういうの好き?」 「めちゃめ

          無駄ではないということ

          国語教科書の中にある物語

          学校の教材として使われている「教科書」。 私は特に「国語」が好きだった。なんでかってゆうと、なかなかおもしろい話がたくさん読めたからだ。 「世の中にはこんなおもしろい話がたくさんあるのか。私は全然知らないな。」って思った。 小学校から高校まで、どの時期のお話しだったのかまでは覚えていないが。私の記憶に残る、印象的だったお話しをまとめてみる。 記憶を頼りに書くので、細かな間違いはご愛嬌。 1.花いっぱいになあれ 花の種をつけた風船を、子どもたちがたくさん飛ばしたとこから

          国語教科書の中にある物語