見出し画像

天赦日×一粒万倍日

 今日は天赦日(天が全ての罪を赦してくれると言われる日)と一粒万倍日(この日に何か始めると後に万倍の利益となり我が身に返ってくると言われる日)が重なる日。

 偉そうに若造の分際で能書きから始めてしまったが、自身が五黄の虎の世代である為、昔からこの様な暦や十干十二支等には少し敏感なのだ。

 そんな訳で今日に限っては日頃の事象や関わる人への感謝を込めて、待機中にふらりと埼玉県某所にある神社に足を運んだ。

 ひと気の一切無い緑の中にある境内では、鳥の囀りと、風が木を揺らす音だけが心地よく響いていてついつい腰を下ろして考え事をしてしまい長居する事に。
 特に何か閃きや抱えてる迷いに結論が出た訳では無いが、境内を後にする時には清々しい心持ちになっていた。

 今、この時代。
 本当にこれまでの経験や知識の一切が意味を持たずに覆る程の色んな事象が国内外で起こっている。

 テレビでは殆ど報じない。
 だけど1日1日とんでもないスピードで世界は動いている。
 「政治と宗教と思想に関してはトラブルの元やから自分の中に留めておけ。」
 という親からの教えがある為、ここでとやかく言うつもりは無いが、同年代含め若者達が余りにも自分の生きる時代やこの先自分達の身に襲いかかる事象に対して無関心な事にこの上なく憤りを覚えるのは事実だ。

 必死に訴えたところで届かない。響かない。

 そんな考えた所でどうこうなる問題じゃない様な事をうじゃうじゃ考えていた。

 中学生から親元を離れた。
 剣道で日本一になる為に。

 知らない土地。知らない人達。知らない環境。
 悩んだ時、寂しい時、泣きたい時。
 近所にある海の側の神社に1人で通った。

 その時もそうだった。
 考えてもしょうもない事をひたすらうじゃうじゃ神社で考えた。
 結局答えなんてモノは「結果」しか無くて、結論的に言えばその時間は無駄だったのかもしれない。
 けれど少なからずその時間は心の整理の時間として自身の糧となっていた様な気がする。多分。

 心を穏やかに。

 これから起こるであろう想定外な未来。
 どんな事が待ち受けていても腹を据えて受け止めよう。

 そんなしょうもない事を考えに。
 また神社に足を運ぼうと静かに思う日となった。


菊池真琴

株式会社イーライフグループ 
〒150-0036
東京都渋谷区南平台町15-15
南平台今井ビル9階
TEL: 03-6455-3990
FAX: 03-6455-3950

 

 

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?