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アラスカから北米縦断!Trans Atras Running vol.05

アラスカ・ハイウェイ道中に声をかけてくれた家族からの温かいディナー

アラスカ・ハイウェイを進み始めて、序盤の方でいつも通りいいのさんが車で休んでいる時に、こちらに手を振って近づいてくる女性がいました。ミズーリーさんです。

ミズーリーさんはフェアバンクスとデルタジャンクションで2回僕たちを見かけたそうで、声をかけてくれたみたいです。少し立ち話をし、Trans Atras Runningのステッカーを渡した後に、今晩よかったら一緒にディナーでもどうかな?とお誘いいただき、その日走り終えてからお家へお邪魔することになりました!

出会った時の1枚

家に着くと家族全員でお出迎えしていただき、とても温かい雰囲気の中、一緒にディナーをご馳走になりました。

アメリカでの家庭の味、本当に美味しかったです。

温かいディナーをいただきました

とても賑やかで素晴らしいファミリーに出会えて、本当に元気を貰えました!

このようなまたとない体験をさせていただき感謝しかありません。

ご家族とワイワイ話している様子

アラスカ滞在最後の街、トックに到着

その次の日の朝も近くのガソリンスタンドまで見送りに来てくれて、カリブー(トナカイ)のソーセージとコーヒーをいただきました。

本当にありがとうございました。

朝もお見送りに来てくれた様子

そして、アラスカ・ハイウェイを進み、アラスカ滞在での最後の街であるトックに到着しました。

トックは小さい街で、ギフトショップ、ガソリンスタンド、スーパーがあるくらいの街でしたが、とてもいい街でした。

トック到着!
スーパーで食料調達

カナダの国境を越える前にここで1泊休みました。

小さな町トックでの大きな出会い

今回トックで宿泊した宿の大家さん夫婦がとても気さくで賑やかな方たちで、少し話していると、ここトックに日本人奥さんと中国人の旦那さんの夫婦が住んでいると教えてくれ、次の日なんと僕らが宿泊している宿までその夫婦が来てくれました!

大家さんと清音さん、ジェフさんご家族との集合写真

清音さんとジェフさんです。清音さんは、日本人の両親ながら、カリフォルニアで生まれ育ち、日本には数回お越しになったことがあるそうな!まさかアラスカのしかもここトックで「初めまして〜」って挨拶するとは思いもしませんでした(笑)

清音さんも同じようにここで日本人と会うのは初めてだと話していました(笑)

その後、なんとお家においでよと言ってくださり、夕食後お邪魔させていただきました!
宿泊していた宿から約20分ほど車で走り、森の中の幾つもの角を曲がり鈴音さんとジェフさんのお家に到着しました。

なんと家は全て自分たちで作っているらしく、まだ家も未完成みたいです!

彼らのお家
これも全て自作…。すごい…。

お子さんが産まれ、トイレを最近つけたみたいで、それまでは外へトイレに行く日常だったみたいです(笑)本当にすごい…。

そして、なんと「Bushbuddy(ブッシュバディー)」というソロストーブなどのラインナップがあるキャンプギアブランドを営んでおり、そのギアも全てお二人で製作しているとのことでした!
ステンレスのソロストーブと最近チタン製の物も製作してるみたいです。

製作工場

ぜひご紹介させていただきたいので、気になる方は下のリンクからご確認ください!!

Bushbuddy
https://bushbuddystove.com

そして、工場や部屋を色々案内していただき、見慣れないものが目に入りました。

立てかけてあった銃

そうです。銃です。意識して見ればそこら中に銃が置いてありました(笑)

ジェフさんは銃が好きらしく、たくさんの種類のものを見せていただきました。
もちろん、ゲームやエアーガンしか触れたことがありませんでしたが、本物の銃は想像遥かに重たく、最初は持っているだけでヒヤヒヤものでした。

ジェフさんのコレクション(笑)

アラスカでは何も資格がなくても銃を持つことができるみたいで、フル装備で写真を撮らせていただきました(笑)

弱そう…。

そこから、色々日本ではあり得ないが、アメリカでは普通なことや生活のことなどたくさんのことを教えていただきました。本当にこの出会いは僕にとってかけがいのないものになりました。

数年後、家が完成したあたりにまた遊びに行かせていただきたいと思います!
本当に有難うございました。

北極からローラースケートで南下?!新しいチャレンジャーとの出会い

少し遡りますが、トックについた時に毎度お馴染みのビジターセンターへ立ち寄りました。
そこで、日本語で話しかけてくるアメリカ人男性が!

彼はジェイソンさんで、日本には3年程仕事の関係で住んでいたみたいで日本語を少し話せるみたいでした!少しどころか普通に会話できていたので、バリバリ日本語で僕も彼に話しかけていました(笑)

そして、彼は何といいのさんがスタートしたポイントと同じ「プルドーベイ」からカナダのヘーンズジャンクションまで、ローラースケートで南下するという前代未聞のチャレンジをしていました!!

トックでの1枚

日本にいた間もローラースケートで国道を使い日本一周していたみたいです。

ローラースケートで何かするというのは本当に想像できない世界だったので、すごいという言葉しか出ませんでした(笑)

またどこかで会えたらいいね!と話し、ビジターセンターを後にしました。

タイヤが太い!!

そこから2日後、いつも通り車で先回りしていると、ローラースケート姿のジェイソンさんが!

少し声をかけ、近くにあったアラスカ最後のガスステーションで待ち合わせることにしました。

そうそうと滑っていくジェイソンさん

こんなにも早く再開できるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです。そして、2人でいいのさんを待つことに。

日本で好きだったものや行った場所などたくさんのことを話せてとても楽しい時間でした。
そして、いいのさんが見えるとジェイソンさんはローラースケートでお出迎えに。何というか、手段は違えど同じコースでお互いのチャレンジを讃えあっているような光景が目に映り、2人がとてもキラキラしているように思えました。

そこから少し話しながら休憩し、その日のゴール地点である次の10kmまで一緒に行こう!ということになり、ランとローラースケートの共演が叶いました!

なんか見てるだけで嬉しくなるような光景に居ても立っても居られなくなり、車をだいぶ先に停めて、僕もカメラで撮影しながら一緒に走っていました(笑)

本当に楽しい時間だったなぁ。

そんな楽しい時間もあっという間に過ぎ、ゴール地点へ到着しました。

彼はその日にもう少し先のカナダのボーダーを越えるみたいでした。

最後にみんなで写真を撮り、ジェイソンさんは先へ足を進めました。

こんな楽しい時間を過ごさせていただいて感謝しかありません。
また日本かアメリカかどこかでまた必ず再開したいです!

この数日間は本当に多くの温かい人たちに出会いました。全員が優しく、親切で僕にとっては一生忘れることのない出会いでした。

続く

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