カムカムエヴリバディ/すみれが大根役者になった訳は?
朝ドラの『カムカムエヴリバディ』、毎日観ています。
とくに、ひなたちゃん小学生期は最高に好きでした。天真爛漫で、素直でかわいくて、大好き!
ひなたちゃんが初めて映画村に行った時から、きっとこの先、時代劇に関わるお仕事を目指すんじゃなかろうか…どんな職業に興味を持つのかな?と勝手にわくわくしながら観ています。
(ヘアメイクや衣装さんとか、演出家とか、はたまた監督?!ひなたちゃんは出役じゃなく裏方志望な気がしてる…!)
ドラマを観ながら、あの時こう言ったのは、こういうことだったのか…これにはこんな想いが…などと、波乱万丈ながらも無理のないストーリー展開に、感心したり胸を熱くさせられたりしながら楽しく観ています。
が、今週ひとつだけ腑に落ちないことが。
黍之丞シリーズのおゆみちゃんを演じた美咲すみれは棒演技じゃなかったのに、何年かぶりに大女優になって映画村に帰ってきたら、大根女優になっていたという、謎……。
すみれは東京に出たものの仕事があまり上手くいっていないとのことでしたが、いくら最近仕事が減っているからといって、演技があからさまに下手になることは、考えられない気がするのです。
しかも、周囲は“相変わらず”と、昔から大根役者だったかのような言い方をしています。
どうしてこんな不自然なことが…?
考えてみて、自分なりの解が出ました。
ここからはあくまでわたしの想像です。
もともと、安達祐実さん演じるすみれ=おゆみちゃんは、カムカム的には“豪華なちょい役”だった。それこそ、もう中学生さんみたいな単回出演の、視聴者へのサプライズ枠だった。
そして、元から脚本の構想にあったという今回のひなたを困らせる“不機嫌な女優”は、元々はすみれとは関係のない別人物、でもいいはずだった。
が、安達祐実さんの最初の登場にとても反響があったこと、役中役を演じ分ける演技の技量を考えると適役であることから、安達祐実さんに白羽の矢が立った。
ただ、以前出ていた時には特に演技力に可もなく不可もないかけ出しの若手女優という設定だったので、やや無理はあるけど、事前の会話の中で“相変わらずの”大根役者という説明を加えて登場させる設定に落ち着いた。ということではないかと。
そして、この女優が他のただの不機嫌な女優ではなく、他でもない大好きな黍之丞シリーズに出ていたすみれになることで、今後のひなたの人生を動かすにはより説得力が出てくるのではないかしら…と。
以上、わたしの妄想でした!
ドラマの脚本や配役がどのくらい先まで、どのくらいのタイミングで決まっているのかはわからないので、そんな直前に決まるわけないだろ!という事ならまるで的外れな推理かもしれないけど。
なんとなーく気になって、考えてみるのがたのしかったのと、この筋書きなら腑に落ちるな、と自分なりに納得したので、書き留めてみました。
これからのひなたちゃんと大月一家を楽しみに見守っていきます!
(追記:気になったので、安達祐実さん初登場の2/2放送回を見直してみましたが、やはりセリフ棒読みということはなく、すみれはおゆみちゃんを見事に演じていました)