【初心者向け】はじめてファスティング体験記！〜初心者でも挫折しないためのコツ〜

こんにちは、基弘会編集部のあいたです。
皆さんはファスティングをご存知ですか？
ファスティングとは断食のことで、期間中固形物は口にせず水などの必要最低限の栄養のみを摂るセルフケアの方法です。
近年、女性を中心に知名度が上がり、初心者向けのライトなものから玄人向けのハードなものまで様々な種類のファスティングが書籍やネットの記事で紹介されています。
基弘会編集部でも健康にまつわるエトセトラを紹介してきましたが、ファスティングは未開の地。
実際どうなの？ということで、食べることが好きすぎてファスティングとは無縁の生活を送ってきた私がルポの書き手として立候補し、今回の記事を書くことになりました。

ちなみに私のスペックと日常データはこんな感じです。

・29歳　160cm　BMI21
・週5日仕事、ほとんどがデスクワーク
・昨年からジムに週2,3回通い有酸素運動と筋トレを1時間
・1日昼、夜の２食＋間食多めで1日の摂取カロリーは1,200〜1,400kcalぐらい

ファスティング初挑戦の超初心者がどんな落とし穴にハマったのか、というかそもそも完遂できたのか？
ぜひ最後までご覧ください！

3日間ファスティングに挑戦

わたしが実行したのは3日間ファスティングの中でも初心者向けのプログラム。
1日目の夕食、2日目の朝昼夕、3日目の朝食のみ断食でその前後には回復食と言われる胃に優しい食べ物を摂るスケジュールです。
ちなみに、断食といっても栄養を摂るために酵素ジュース・豆乳、砂糖・添加物なしのスムージーは飲んでOK。水に至っては、老廃物排出を促すためにも1日2リットルぐらい摂るのが良いそうです。

<3日間で摂取したもの>

※このほかちょくちょく水を飲んでいます

では次に時系列で空腹感や体調などについて詳細を書き出していきます。

1日目朝：スコーン
スコーンを2つ食べました。手作りで添加物は0。

1日目昼：おかゆ・スムージー・水（500ml）
お昼から胃に優しいものということで、おかゆとスムージー、水を摂りました。
ちょっと物足りない食後感でした。

夕方にはお腹が鳴り始めていましたが、水を飲んで我慢。

1日目夜：断食/水（500ml）
まさかの試練は断食一食目から。
仕事から帰り、水を飲み一息ついてあることに気づきました。

【試練その一】家族の夕飯作り
私がファスティングしていても、家族はそんなの関係ねえ。
お腹を空かせて帰ってくる家族のために、グーグーお腹を鳴らしながらご飯をつくりました。

なんとか誘惑に打ち勝ち、夕飯を作り終えたところへ更に追い討ちをかける出来事が…

【試練その二】マク◯ナルドのフライドポテト
家族の「ただいまー」という声とともに玄関から匂う揚げ物の香り。
揚げたての某音楽が頭の中でリフレイン。
（朝、ファスティングするって言ったじゃん…！）

断食を始めたほんの数時間で、世の中は誘惑に溢れていると痛感しました。
こんな調子であと4食、時間にして約30時間も空腹に耐えられるのか…早くも挫折しそう、とすでに弱気。

＜教訓その１>
家族がいる場合、前もってファスティング期間のご飯をどうするか話し合っておく。
この期間は外食もしくは自炊してもらうか決めておいた方が、突然のマ◯クポテトなどというアクシデントには見舞われないでしょう。（根に持っている）

2日目朝：断食/水（500ml）
2日目の朝、休日なのに7時ごろ目が覚めました。ただほんのり眠い。
そのまま横になった状態で動かずにいましたが、9時ごろからぐるぐるお腹が鳴って自己主張してくるので、常温の水を飲みつつスマホをいじり気を紛らわせました。

2日目昼：断食/水・昆布だしを溶いたお湯（500mlぐらい）・スムージー（330ml）

空腹感が襲ってくるたび水を飲んで耐えましたが、そろそろ味がついたものが飲みたくなりました。
初めてのファスティングという甘えもあり、昆布だしをお湯に溶いて飲みました。
めちゃくちゃ生き返る。味のあるもの最高。
お湯にプラスして、コンビニで購入したグリーンスムージーも飲みました。
このスムージー、ファスティング1日目のお昼にも同じシリーズを飲みましたが、粘度があり満足感が高い！味覚的にも甘いものを欲していたのでちょうどよかったです。

このころから常にちょっと眠いような感覚が強くなり、昼過ぎからは軽い頭痛がでてきました。
これは「好転反応」というものらしく、体内から不要なものが排出されている証拠だそうです。
胃に負担がかかるので頭痛薬も飲めないので誤魔化せず、ちょっと辛い時間が続きました。
水を多めに飲んだり、ブドウ糖を摂ることでこの頭痛は軽減するそうなので、辛い時はお試しください。

【試練その三】目に入るところにある食料
我が家にはリビングのテレビ台の横に「お菓子ボックス」なるものがあります。
貰い物のお菓子などが入っていて、テレビを見ているときはそこからお菓子をとって食べるのが習慣化していました。
そう、目に入るところにある大量のお菓子が、存在を主張してくるのです。
普段好まない種類のお菓子でさえも、目に入ると食べたくなる不思議。
ファスティングに臨む前に、部屋の食べ物は目に入らないところにしまうべきでした…

2日目夜：断食/水・昆布だしを溶いたお湯（500mlぐらい）
夜は家族が外で食事を済ませてくれたので、誘惑もなく穏やか。
再び昆布だしを薄めたお湯を飲みました。
動くとお腹が減るので、特に何もすることがなく時間が過ぎるのがいつもよりゆっくりに感じました。

3日目朝：断食/水（500ml）・スムージー（330ml）
翌朝もアラームより先に目が覚めました。頭痛もなく、とてもスッキリした目覚めでした。
この日は仕事だったので、いつもより朝の支度に余裕を持てました。
普段も朝ご飯はあまり摂らないので苦ではなかったです。

3日目昼：野菜のカップスープ・スムージー（330ml）・ヨーグルト・水（500ml）
お昼から食事再開。
スムージーや野菜のスープ、ヨーグルト、水を摂りました。
普段なら絶対に足りない量ですが、ヨーグルトは余計だったかもと思えるほどすぐお腹いっぱいになりました。

3日目夜：そうめん
薬味なしのそうめんを1.5束ほど食べて満腹でした。
これで回復食も含めた３日間のファスティングが終わりました。

体重は減ったのか…？

さて、３日間のファスティングを終え、体重は減ったのか？
緊張の体重測定。今回のファスティングの結果、約1kgの減量でした。
思ったより減ってない…。

ファスティング自体での減量はそんなに多くありませんでしたが、その後体に変化が出ました！
胃が小さくなったのか、翌日の満腹はいつもの7割程度になり、その摂取量を維持したまま週2,3回1時間程度有酸素運動と筋トレを行ったのですが、１ヶ月で2kgの減量に成功。
今までジムに通っていたのに体重の減少が目に見えず心が折れそうになっていたのでとても嬉しい減量でした！
まあ、単純に摂取カロリー＞消費カロリーだったわけですが、ファスティングのおかげで自然と食べる量を減らすことができ、食事制限せず減量できました。

食べることが好きな人こそ、ファスティングを楽しめる

ちなみに翌日から白米を食べたのですが、それはもう美味しくて感動しました。
固形物を食べなかっただけなのに、こんなにも白米が身に染みるとは思いませんでした。
このファスティング後の食事の感動的な美味しさが、ある意味ファスティングを２回３回と行う原動力になっているんですね。

かくいう私も、このファスティングを通じて一食を大切に味わって食べることの楽しさ、ありがたみを感じることができました。

会えない時間が愛育てる（https://www.youtube.com/watch?v=25h6398empc）と言いますが、まさに食べない時間が食欲を育てているのかもしれません。
食べることが好きな人こそ、食欲の秋に備えてファスティングに挑戦してみてはいかがでしょうか？

Text by あいた