いやな人と付き合うときの9の方法【ダメな自分13】
私は、20 代後半からセルフヒーリング&カウンセリングを実践してきたおかげか、人間関係に恵まれるようになり、苦手な人が減っています。それでも、あの方との出会いはまさに学びだったと、後になって感謝している人がいます。
今ではその方と連絡を取ることはありません。いろいろと付き合う方法を試した結果、最終的にルールを互いに取り決め、遠くから幸せを祈ることにしたからです。けれども、その方との距離が近かった頃は、人間のあり方について深く考える機会をいただきました。
苦手な人とも心穏やかに付き合いたいあなたに、私が実践していた9つの方法をご紹介します。
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(1)相手のいいところ(美徳)を探す
自分にとっては苦手な言動でも、その人のいいところがあるとしたら、表れているとしたらと見てみます。すると、相手のまるごと全部が苦手という見方ではなく、こういうところはすばらしい、でもここは受け入れがたいと、冷静にとらえられるようになれます。
特に、短所に見えるところは逆に長所が行き過ぎてしまっているだけではないかと見てみると、人格を否定したり存在を拒否したりすることなく、相手の存在を眺めることができるのです。
(2)相手の好ましいところにフォーカスして接する
直接会うときは笑顔で、自分にとってその人のもっとも好ましい面と付き合うように心がけます。たとえば、相手の親切なところ、素直なところ、熱心なところなどです。不安定なところ、頑固なところ、依存的なところなどの苦手な面が見えたとしても、その部分にはフォーカスしません。あくまで親切で素直で熱心なところに注目して接していきます。
(3)どこまで柔軟で寛容になれるかにチャレンジする
苦手ということは、今までの自分だったら受け入れがたいということ。つまり、自分が変わらなければいつまでも苦手なままです。できれば嫌な気持ちではなく、心地よく生活したいもの。そのために自分の価値観や常識といったものを振りかざす代わりに、椰子や柳のようにしなやかにとらえ、どこまで寛容で親切でいられるか試してみましょう。
(4)愛は優しさだけでなく、強さでもあると知る
相手を優しく受け入れるのも愛なら、信頼して距離をとる厳しさも愛。自分自身ができることをしたら、後は相手自身の力や別の人の力にゆだねるのも愛です。愛にはさまざまな形があり、そのときの最善を尽くせばいいということを知る機会ととらえましょう。
(5)ルールを持つ
苦手な人にどこまでも合わせるのでは、振り回されるばかりです。自分はどこまでなら許容でき、ここだけはゆずれないと考えているのか。互いが安全な気持ちで、自由にこの世界で共存するために、ルールを持つ必要があります。
心の中で持つマイルールとしても有効ですが、相手との直接のやりとりで困っているなら具体的なルールをつくり、相談して、それを守ってもらいましょう。たとえば、頻繁な電話に困っているなら、電話は週に1度までにしてもらうと決めるなど。境界線が破られたときは適切な対応をとります。
(6)相手の人生に対して執着しない
苦手な人のことはどうしても変えてやりたい、反省させたいと思うのが人の心。けれども、相手は相手の人生を懸命に生きていて、今この瞬間がその人のできうる最善の状態なのだと認めることで、自分を縛っていた鎖が外れます。つまり相手を一人の人間として尊敬し尊重するのです。あなたが相手の人生の責任を負う必要はありません。相手には自分の人生を生き切る力が備わっていますし、応援する存在も必ずいます。悲壮感いっぱいに相手の人生を変える役を担わないでください。それは執着となってしまう危険があります。
(7)エネルギーの鎖を断ち切る
眠る前に必ず行うといいのが、互いをつないでいるエネルギーの鎖を断ち切るイメージワーク。
私たちは普段から「思念」というエネルギーをあちこちに飛ばし合っています。苦手だなという思いはあなたから相手に刺さります。さらに、相手からの思念もあなたに刺さり、互いを固く結びつける鎖になってしまうのです。このエネルギーの鎖を断ち切るイメージを行ってから眠りにつきましょう。心の中にいる相手の存在感が薄くなっていきます。
(8)太陽の光を浴びる
天日干しに殺菌効果があるように、ジメジメした人間関係は太陽のエネルギーが断ち切ってくれます。早朝や午前中の太陽の光を浴びて、オーラを浄化し強化しましょう。
(9)相手の幸せを祈る
他のことをあれこれ思う必要はありません。ただ「お幸せに」と祈って。相手を受け入れ、たましいのレベルで和合が成立すると、自然にご縁が切れていきます。
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すべての出会いは贈り物。そうは思えないときに効力を発揮する9つの約束です。健闘を心から祈っています!