外国人に使ってはいけない褒め言葉
むかーしむかし、その昔、アメリカ人の友人と、共通の友人の話をしていたときに私は、「彼女って色白よねー」という意味で、She's so white! と言いました。
そしたら友人の反応は
You are so harsh!(ちょっと、それってひどくない?)
でした。
でも…、日本だと色白ってすごい褒め言葉ですよね? このときに初めて、日本語と英語の褒め言葉って違うんじゃないの? と私は気付いたのです。
「色白」と言いたくてwhite やpale を使うと、「青白い」= 「ちょっと外に出たほうがいいんじゃない?」というふうに受け取られるようです。
欧米では日焼けがステータスなため、色白は褒め言葉になりません。逆に「日焼けしているね!」が褒め言葉なんです。
fair skin( 色白の肌)を使うと、褒め言葉になりえるとのことですが、男性に対してはどちらにしても貶し言葉になるので使わないほうがいいでしょう。
他にも、「???」という顔をされるであろう、日本独特の褒め言葉があるのでご紹介します。初めて来日して、これを言われた外国人たちは面食らうみたいです。
カジュアル編
言っても気を悪くはされないけれど、「???」という顔はされるかもしれません。
❶ 鼻が高いよね
鼻が高い、という観念自体がないようです。
❷ 足が長いよね
これは、褒め言葉でもなんでもなくて、ただの「観察」のようです。
❸ 顔が小さいよね&ほりが深いよね
これらの観念も存在しないとのことです。
❹ 箸使いがうまいですね
子供でも使えるんだからいちいち褒めるほうが変、だそうです(笑)
怒らせるかもしれない!? 編
ここからはうっかり言うと怒らせるかもしれない褒め言葉です。
❶ 色白ですね
先ほど言ったとおり、これは貶しているように受け取られてしまうので注意しましょう!
❷ いいお嫁さんになれますよ
女性差別発言で侮辱されたように感じるそうですので、外国人女性に詰め寄られたくない人は、使用を控えたほうがいいかもしれません。
もともと、家事や料理するのは女性の役目、というところから端を発した表現なので、現代の女性には反感を買ってしまうようです。
You are gonna make someone very happy.
と言えば同じようなニュアンスが伝わりますが、「よく気が付く」程度で使うのではなく、「料理の腕が素晴らしい」などと言うときに使うようです。