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娘の休日〜リオデジャネイロ州、Itatiaia(イタチアイア)への旅〜

 職場の休館日でお休みの月曜日。朝から息子の苛立つ声が聞こえてきました。スマホが勝手にシャットダウンして、アラームが鳴らず寝坊した。大人でしょ、用心して二重にめざましをかけなさい。

 しばらくするとまた苛立ちの声が。財布が見つからない、そんなん知るか。いつも同じ場所に置いておけば探さずに済む。結局机の上にあったそうです。バカみたいに走って行かなくては!と不機嫌マックスで出て行きました。(後に確認をしたら間に合ったそうです。陸上でいつも走っているものね。笑)

 玄関口に鍵を引っ掛けているのですが、そこにジップロックの袋もぶら下げました。これで探さずに済むでしょう、多分。大人になったようでまだまだ子供。A boy matures slowly.…..


***


 ブラジルは金曜日から三連休でした。私の職場は週末も祝祭日も関係ないので仕事でしたが、娘はリオデジャネイロ州の観光地、イタチアイア国立公園への旅に、BFくんと出掛けていました。

 イタチアイア市(Itatiaia)はサンパウロ市から北東に300㎞弱の所にある観光地で、車で行くと真っ直ぐ行って4、5時間くらいかかります。ブラジル国内は都市部の地下鉄を除けば鉄道網が発達していないので、こんな旅は車かバス(かまたは飛行機)で移動することになります。今回は多少の不安を抱えながらも娘の運転でレッツゴー。

無事に到着
残念ながら現地は雨
それでも散策には出かける

 イタチアイアには夫婦二人きりだった頃、夫と旅をした記憶があります。引っ越し騒動で写真が出てこないのですが、こじんまりとした街で(娘たちは国立公園内に宿泊したそうです)夏の雨季の時期でやはり雨がちな天候でした。

サンパウロでも涼しい山では見かける紫陽花(ポルトガル語ではhortênsia オルテンシア。サンパウロのトンカツ屋さんは味彩)
彼の地でも見頃だったようです
トイレの窓に張り付いていた珍客とか
クリスマスを控えて街のイルミネーションがきれいだったそう
チーズフォンデュ
鱒のソテー

 名物の食事も、サンパウロの山(私たちはCampos  do Jordão カンポス・ド・ジョルダンという避暑地によく行きました)と似ているようです。BFくんのカピバラのTシャツ♡カピバラはブラジルの田舎の河原に普通にいる動物です。鱒はケッパーといただくのが私は好きです。

お土産に買ってくれた、燻製鱒のペースト
シチリアレモン入り

 100%自家製。サンドイッチやクラッカーに塗ったりディップとして使えるようです。表示ラベルの字が小さすぎて思わず指で広げたくなりました。。

 生憎の雨模様だったようですが、無事に帰り着いて何よりでした。サンパウロのどこかでは洪水注意報も出ていて、道中真っ白で何も見えなくなり恐怖を感じたそうなので。娘に頼り甲斐のある相棒ができて本当によかったです。私にはそんな人はもういないものな。。


 若いひとたちの人生はキラキラと眩しい。でも私たちの人生も捨てたもんじゃない。そんなふうに思える日が私にも来るのかな。

 人生のお手本のようなお二人、森山良子さんと大江千里さん(プラスSenri Oe Trioのメンバー)によるパフォーマンス。ありそうでなかなかない日本語の詞によるジャズ。レコーディングは森山良子さんがコンサートの合間を縫って通われた、NY、ブルックリンで行われました。同名のアルバムリリースは12月18日です。

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