初めてのお店へ〜ブラジル、サンパウロでトンカツを〜
仕事休みだった日曜日、友人がYouTubeで見かけたというトンカツ屋さんに娘と行ってきました。息子はアルバイトをする日本語学校の文化祭の打ち上げパーティーがあって不在。まさに女子会？となりました。
トンカツといえば我が家が長年贔屓にしているお店があります。私は渡伯以来なのでそれこそ30年。語学学校に通っていた頃は、日本人のクラスメイトたちとランチをしたこともありました。
定食はどれもボリュームがたっぷり、若かりし頃の友人たちはミックスフライ定食(大きなエビフライ、ヒレカツ、コロッケ)を頼んでいましたが、しっかり完食していたことに感心したものです。私が頼んでいたのはヒレカツとコロッケのハーフアンドハーフだったかなぁ。懐かしい。
子供達が生まれてからも、お店には通い続けていました。店主は日本の方で、日本語が通じる今や貴重なお店。居酒屋的な温かい雰囲気が感じられます。
近年は夫が電話でトンカツを頼み頃合いを見てテイクアウト、家で用意するご飯と味噌汁でゆっくり夕飯、というスタイルが定着しお店に足を運ぶことはなくなっていました。
トンカツは多めに頼むので、翌日はカツ丼に。それもまた楽しみでした。最後にいただいたのはいつだったのかな。永遠に続く当たり前のことのように思っていたので、写真も残っていなくて。
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昨日伺ったお店はオープンしてまだ間も無い話題のお店のようでした。意外なことに、いつも仕事帰りに日本米を調達するすき家さんのお隣さん。何かお店があったような気はしていたけど、まさかそのお店だったとは。
私たちは13時頃に伺ったので店外で待たれるお客様がたくさん。二人なのでカウンター席で構わない旨お伝えしたら、20分ほどで入店することが出来ました。
内装を日本人デザイナーにお願いされたとかで、店内がとにかく洗練されていて美しかったです。
入ってすぐのバーカウンターには、私の職場で扱う日本酒(ポルトガル語でsaquêサケ)も並んでいました。サケを使ったカクテル(サケピリーニャ)も人気なお店のようです。
私たちが通されたカウンターの内側は、串揚げを用意するスペースでした。昼間だったせいか、串揚げのオーダーはそれほど入っていなかったような。
ジロジロ見られるのは嫌でしょうね
メニューを見るとこの雰囲気のお店からしたらまぁまぁなお値段。定食は内容にもよりますが1300円くらいでしょうか。東洋人街のラーメンもそのくらいはするご時世です。
動画では食事の値段はなるべく抑えて、ドリンクの方はその分お高めに設定、というお話でした。調子に乗ってカクテルをお代わりしていると、お会計でドッキリとなりそうです。
特別な日用のコース料理もありました。二人前で6600円ぐらい。グラスシャンパンが付いているそう。串揚げもじゃんじゃん出てくるのかな。
サンパウロの定食屋さんでは一般的な、温かい日本茶のサービスはありませんでした。日本のお食事処での水やお茶のサービスはありがたいと、帰国するたびにしみじみ感じます。キャベツ、ご飯のお代わりは自由だそうです。
散々迷って私がオーダーしたのは、日本でも未経験だった味噌カツの定食。娘はヒレカツ定食をオーダーしていました。待ち時間に少々かかって運ばれてきたのはこんな感じ。
今まで未体験だった甘い味噌だれがかかった揚げたてでサクサクの衣のトンカツが美味しかったことは言うまでもなく、具沢山の豚汁も美味でした♡その他のサイドは、ドレッシングは別添えのサラダ、短粒米のご飯に漬け物でした。
落ち着いて店内を見渡すと、お客様は6、7割は日系の家族連れのようでした。日本からの駐在員の方達はいらっしゃらなかった模様。遅めの昼食だったせいかも。
アテンドする方たちは100パーセント非日系人。店主の方のお話によれば、スタッフの教育がなかなか難しい(トンカツ自体も知らず、漬け物って何？な感じだとか)そうです。私たちが長く通った別のお店(Ajissai味彩と言います。ネーミングがまた秀逸)は日本からのお客様が多かった印象です。
普段家でトンカツを揚げることは全くもって無く、トンカツをお持ち帰りしてくれた人もいなくなってしまい。最近いただいたトンカツはすき家さんのお弁当に入ってたものくらいでしょうか。こんな優雅な気分に浸るのもたまには良いものだなと思いました。いつか息子も連れて来よう。
お店のインスタグラムはこちら↓
追記
お店の入り口でおにぎりが売られていました。いつか買ってみようかな。先日スーパーで買ったおにぎりのご飯が寿司めしで、ちょっと違う〜と思ったばかりです。。