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3.11きっかけ食堂オンライン開催を通じて、今伝えたいこと。
「3/11は開催中止で進めます」
これほど悔しい決定はなかった
昨年の5月にきっかけ食堂に加入した私にとって
きっかけ食堂として迎える、初めての3/11になるはずだった
「月に1度だけでいいから東北を想うきっかけを作りたい」そんな想いから始まったこの活動は
今では「日本一東北に楽しく関わるきっかけをつくる」を目標に活動を続けている
東北に楽しく関わるきっかけの入り口、
「それが『きっかけ食堂に足を運ぶこと』であるといいなあ」と思いながら私はこの活動をしている
だからこそ、その入り口になるはずで、しかも1年のうち大半の人が関心を向けてくれるであろうこの3月にきっかけ食堂を開催できないというのは、すごく悔しかった
全体ラインでは「承知しました」と物分かりのいいそぶりをしたけれど、親にも、友達にも、バイト先でも、きっかけ食堂が中止になったことを嘆き、「3月じゃないとダメなのに」と落ち込んだ
「開催中止になったいま、
私たちにできることはなんだろう」
めちゃめちゃ悔しい。
悔しいけど、私たちにできることを探すしかない。
その想いは他のメンバー、東京だけじゃなく、京都も、名古屋も、仙台も、みんなみんな一緒だった。
そこからは早かった。
オフラインでもできそうな案をみんなで出し合い、議論して、計画を練った。こういうときに、みんながそれぞれ「自分にできることはなんだ!」と走り出す行動力と瞬発力がきっかけ食堂のいいところで強みだと想う。
Facebookとinstagramでは生産者さんや各支部のメンバーの想いを写真と一緒に投稿。1日かけて投稿リレーをした。
Twitterでは次に東京で開催するきっかけ食堂のテーマをフォロワーさんに決めてもらう、投票企画を。
そして、このnoteでは、きっかけ食堂を先頭で引っ張る4人のメンバーから、東北、きっかけ食堂に対する想いを綴る連投企画を実施。
その他にも、それぞれの拠点で写真の投稿企画やきっかけ食堂オンライン開催や、お客様が自主的に「お家できっかけ食堂」を開催してくれたりと
驚くほどにみんながそれぞれ「いま自分にできること」と向き合っていた
気がつけば、あれほど営業をしたがっていたはずなのにオンラインでの企画開催を楽しみに準備している自分がいた
準備中、普段お世話になっている生産者さんから、東北に対するメッセージと、好きな東北の写真を送ってもらったときは、その写真の素敵さと感謝で電車の中で涙を堪えた
東北出身でもなんでもない私が、ここまできっかけ食堂にこだわる理由
それは「きっかけ食堂が私にできることだから」
連投企画で他のメンバーの記事を読んでいると必ずと行っていいほど出てきていた言葉
それは、被災地に行ったときに地域の人に訪ねた
「私に何かできることはありますか?」
という言葉だ
未曾有の大災害に襲われた地域と、そこで生きる人々を目の当たりにしたとき、きっと多くのひとが「なにか力になりたい」と想うのだろう
その想いが今の私たちを作っているんじゃないかなと思う
東北に行くと復興支援のために移住をして、そこから起業をしたり、町の活性化のために日々奔走するかっこいい方々が本当にたくさんいる
わたしは東北は好きだけれど、
今すぐ移住する勇気も、
東北のために何か事業を起こす勇気もない
今のこのちっぽけな私にできることなんてないんじゃないかと思っていた
私が初めて東北に行ったときも、
ふと「私に何ができるでしょうか」と呟いた
すると、「なんでもできるよ。やってみな」と声をかけられた
その言葉はなんだか魔法みたいで、自分はなんでもできるようになった気がして、元気が湧いてきた。
その言葉をかけられてから、私は自分の好きなことにまっすぐ向き合うことにした。やりたいとおもったことは、躊躇せずにやってみることにした
それからしばらく経ち、きっかけ食堂を知った時
「私にできることはこれだ!」と思った
(2019年4月お客さんとして参加したきっかけ食堂、写真の中で一番楽しそうにしているのが私です笑)
「東北は私の大好きな場所だから」
「そんな大好きな東北に、東京にいながら関わることのできるきっかけ食堂は私にできることの大きな一つであるから」
まだまだ日は浅いけれど、それが私がこの団体に居続ける理由
そして今、胸を張って言える
「私にとってのきっかけ食堂は、日本一、東北と楽しく関わることのできる”きっかけ”です」
宣誓します
これからも私は…
毎月11日にみんなと一緒に、きっかけ食堂を開き
東北で集まり
学び
きっかけ食堂について考え
食べて!
めいっぱい遊びながら!
楽しく東北と関わることを継続していくことを誓います!
一緒に楽しく関わってくれる仲間も募集中です☺︎
おわりに
3.11のために企画した全てのオンライン企画が終わった今、
きっかけ食堂メンバーの一人として私、柏木彩織(”さおりん”ときっかけメンバーからは呼ばれています)が伝えたい想いをつらつらと書かせていただきました。
ここまで読んでくださり本当にありがとうございます。
ふだんnoteの更新を担当している私ですが、実はこのところESの書きすぎ(絶賛就活中です。)で文章を書くのが少し嫌になっていました。
でも、なみさんを始め、特別更新の記事を見ていると「書きたい欲」がふつふつと沸き、ひっそり更新することにしました。
これからもわたしの「スキ」をこのnoteでたくさんぶつけていきます。
引き続き、よろしくお願いいたします。
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