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【ぼっち旅行記】長浜(後編)慶雲館と焼き鯖そうめん

☆前回の記事はこちら☆


▷朝食ビュッフェ

知らない天井だ…朝7時過ぎに目が覚める。

本当は6時くらいから黒壁スクエア周辺を散歩したかったが、起きれなかった。昨日の夕方に散歩したしまぁいいや。

ご朝食券

ホテルでの朝食は、チェックイン時に時間を決めさせられており、朝ちょっと散歩してから朝食のつもりだったので、8時からにしていた。

平日だし少しくらい早くても受け付けてくれることを期待して7時40分頃にご朝食券を持って朝食会場へ。

朝食会場のある建物(別棟)

朝食会場は、一度宿泊棟の外に出て、大きな宴会場のある別棟まで行く必要があった。ちょっとだけ不便。

指定時間前でも、ご朝食券を受け付けてもらえたので、プレートを取って好きなものを盛る。

ご朝食

洋風のホテルらしくスタンダードにウインナーやベーコン。オムレツは南欧風にジャガイモが入ったもの。

エビのフリットが美味しくて、ついお代わりしてしまった。サイゼのポップコーンシュリンプより身が大きくて美味しい。

洋風のおかずをたくさん取っておいて、白ごはんとしじみの味噌汁、長浜らしく焼き鯖はかかさず食べる。

写真では隠れてしまって見えないが、ご当地メニューの「えびまめ」「丁子麩とわかめの辛子酢味噌和え」も美味しかった。

琵琶湖が見える

琵琶湖を眺めながらボケーっと、えびまめを口に運ぶ。

本日はこの後、長浜港からフェリーで竹生島ちくぶしまに渡る予定である。平日なので当日券でも乗れると思ったが念の為、ネットで乗船予約も済ませている

朝食ビュッフェも堪能できたし完璧だ。
そう思った矢先、見知らぬ市外局番の着信が。

「「長浜港フェリー乗り場ですけども、本日は強風のため全便欠航が決まりました」」

なんて?

▷グッバイ竹生島

情け容赦のない「欠航」の文字

朝食会場を後にし、放心状態でふらふらと長浜港まで行ってみる。
たしかにそこには欠航の文字が。

そんな…竹生島に行くために長浜で宿をとったようなものなのに…

乗るはずだった船

まぁね、船の事故とか最近多いから仕方ないよね。
残念だがどうしようもないので、気持ちを切り替えて本日の行程を練り直そう。

フェリー乗り場では、お姉さんが来た人全てに欠航の説明をしていて大変そうであった。

▷チェックアウト11時は神

とぼとぼ客室に帰りダラダラする。

チェックアウトが11時のホテルは素晴らしい。
チェックアウトが10時のホテルより、心にゆとりが生まれる。
チェックアウト11時のホテル万歳。

と言っても流石に11時まで居座ると、隣室のベッドシーツを剥がし始めた清掃員のおばちゃんたちに申し訳ないので、10時半くらいに部屋を出ることにした。

▷慶雲館に行ったよ

マイカーはそのままホテルの駐車場に停めさせてもらい、長浜の街を散策することにした。

何度か来たことがある長浜で行ったことのない場所を探す。

立派な門構え

慶雲館けいうんかん明治天皇皇后両陛下の行幸の折、休憩所として地元長浜の豪商が私財を投じて建設した迎賓館である。ネーミングは初代総理大臣伊藤博文だとか。

以前から少し興味はあったが、妻が興味なさそうだったので行く機会がなかった。
好きなタイミングでこういう場所に行っても良いのが一人旅の良いところ。

入館料 300円

玄関で靴を脱ぎ、すぐのところで入館料を払う。玄関に1足靴が並べてあったので先客がいるのかと思ったが、貸切状態だった。

お寺かと思うくらい広い
国名勝の庭園を眺める
ここで昼寝したい

2階も見学できるようなので、階段であがってみる。

梅の花をデザインに落とし込んだ
ランプは当時のもの
玉座の間

明治天皇皇后両陛下は京都行幸の帰路、大津から船を使い長浜へ。長浜港に上陸後、長浜駅から鉄道に乗り換えるまでの休憩所として建てられたこの建物。

完成までわずか3ヶ月という突貫工事で、しかも両陛下がやってくる当日の朝完成するという慌ただしいスケジュール。

当日両陛下が長浜に到着したのが13時、長浜駅発の列車の発車時刻が13時45分。ということは、慶雲館に滞在した時間は30分たらず?

30分たらずの滞在のために御殿を建てるのも凄いし、天皇陛下の御威光も凄い…

犬養毅の書

その後、豪商の別荘や長浜の迎賓館として使用された慶雲館は、昭和11年に長浜市に寄付される。(維持管理費が凄まじそう)

玉座の間の前にあぐらを組んで座り、庭園を眺めてみる。

竹生島行きのフェリーが欠航になるほどの風が吹き込んできて涼しいが、建物内は吹きっさらしで大丈夫なのか心配になる。

▷長浜の街を散策

慶雲館をあとにして、長浜の街をカメラ片手にぶらぶらすることにする。

縁もゆかりも全くないが好きな街を挙げるとしたら、おそらく長浜の街を最初に挙げるだろう。それくらいには好き。

サラダパンで有名な「つるやパン」。お店は残念なことに定休日。

昨日の夕方の散歩ルートをなぞり、黒壁ガラス館前で右折、商店街へ。
海洋堂フィギュアミュージアムとかは、昔入ったことがあるからいいや。

水路が映える街
君、箱根の彫刻の森にいなかった?

ぐるっとまわって、再び黒壁ガラス館の前に出る。

涼し気ですね

▷翼果楼の焼き鯖そうめん

さて長浜の名物、有名店でお昼ごはんと食べるとしたら、翼果楼よかろうの「焼き鯖そうめん」か、鳥喜多とりきたの「親子丼」

親子丼は昔食べたことあるし、さっぱりしたものが食べたい気分なので、ここは焼き鯖そうめんでしょ。

というわけで、翼果楼さんへ。以前何回か長浜を訪れたときに店の前を通ったときは長蛇の列ができていたが、平日だからか比較的空いており、待ち時間なしで入ることができた。

「おひとりさまでーす」旧家を改装した店内、2階のお座席を案内される。ちょっとだけおひとり様で入るのに勇気がいったが、「おひとり様が焼き鯖食べてもよかろう」の精神で着席。

ええ、焼き鯖は私の好物の一つです。
セブンイレブンの焼き鯖も好きだし、ほっともっとの焼き鯖も好き。
なんなら今朝のホテルビュッフェの焼き鯖も4枚食べた。

サバそうめんと長浜の歴史

注文から10分ほどで焼き鯖パラダイスが運ばれてきた。
意外と量が多いな。

鯖街道セット 2,000円

ずっと食べたかった焼き鯖そうめん。
麺は冷たいのかなと思ったが、温かくにゅうめんみたいな感じ。
麺の上の鯖のカタマリは肉厚でほろほろ。うまい。

食べきれるか心配だったが、ものの数分で完食してしまった。鯖おいしい。

定食メニューだと少し値がはるけど、焼き鯖そうめん単品なら840円とお値打ち。小食の人ならこれだけでお腹いっぱいかも。

焼き鯖を食べれて満足!ごちそうさまでした。


再び長浜駅を通ってホテルの駐車場まで戻る。

時刻は13時前、岐阜県唯一の新幹線駅で妻をピックアップする約束の時刻は18時半。

まだめちゃくちゃ時間あるけど、とりあえず下道で大垣あたりまで行きましょうかね。
(結局めちゃくちゃ時間が余った)

おわり


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