私からは 見えない世界で あの子は 毎日 頑張っている。

【今日の　聴き屋】～191日目～

一番上の子の 保護者会で 高校に行ってきた。

昨年３月終わりの  入学前制服採寸以来。
１年数か月ぶりの 学校訪問。


一番上の子は 人生初の受験で 不本意な結果に終わり
不本意な高校に 通っている。


結果 いろいろ 文句をいったり あんまり楽しそうな話を聞かないし
昨年は ちょこちょこ  学校を休んだりもしていた。


私も 親として初めての「受験生の親」を経験し
あまりの結果に 正直 消化できないまま ここまで過ごしてきた。


自分の通った高校との あまりの違いに気持ちが付いていかず
どんどん 高校から気持ちが離れてしまっていた。


そして 今日の保護者会も ぎりぎりまで気持ちが向かなかったけれど
先日一番上の子に
「最近 ママ ぼくたちに関心薄れたよね。雑っていうか・・」
みたいなことを言われたのが ひっかかっていたのもあり
ぎりぎりで 行くことにした。


確かに  保育園のころからずーーーっと
３人の行事は  仕事のやりくりをして 必ず出席していたのが
高校からの お知らせ類に めっきり 関心が持てなくなっていた。


そして 保護者会。


初めて 一番上の子の教室に入り
席に座った。


教室は ５階にあり 階段のみ。

私の日常生活では ５階まで階段であがるなんて
記憶にない。


「あー 毎日こうして５階まで 階段昇ってるんだ」


そして 席は 教室の真ん中の列の 一番後ろだった。


「いつも ここに座って 一番後ろからこん景色で 授業を受けてるんだ」


担任の先生から クラスの日常の様子も 語られる。


「なんだか よさそうな雰囲気のクラスで 毎日過ごしてるんだ」



もう１０日ぐらい しゃべっていない 一番上の子。
お互い 気持ちがはいり過ぎて  似てるところもあり過ぎて
強烈にぶつかることの多い 一番上の子。

最近も 上手く行っていない。


不本意で入った高校。

それでも
駅から 遠いこの道のりを 毎日通ってるんだなー
毎日５階まで 階段昇ってるんだなー
毎日 この教室で がんばってるんだなー
この先生や たくさんのクラスメートと 人間関係で頑張ってることも
あるんだろうなー  


そして
いろんな想いも抱えながら 
家に帰ってきているんだなー。。。



学校に行き 一番上の子の席に座ったことで
日々 その席に座っているときの一番上の子のことが心に浮かんで

もっと 丁寧に 根気強く 関わろう
という気持ちが 湧いてきた。


どんな思いがあっても
今通っているこの高校が 「この子の母校」 なんだ。


それが 事実。


その事実を受け止めて 受け容れて
この場所で 最善を尽くす。


いつもまでも 過去にとらわれない。
前に 進もうよ。


「今」を受け容れて 前に 進む。

あの子は あの教室で 毎日がんばってるんだからさ。
５階まで 上がってるんだから。


今 この瞬間から
でも 全然遅くない。

いつ どの瞬間からでも 
始められる。

人は  いつ どの瞬間にも
変化することが 出来るんだ。



高校生活が始まって １年あまり。
初めて そんな風に思えた。

私からは 見えない世界で
あの子は 毎日 頑張っている。



今日もまだ 話せていないけど。

明日 話せるといいな☆