ラテン語の中にイタリア人の極意を見つける話🍕
私が気に入ってる格言で、
CARPE DIEM と言うのがある。
これは
ラテン語の詩人『Orazioオラツィオ』さんの言葉
(…「オラキオさん」じゃないよ)
イタリアでは、通りの名前とかにVia Orazioみたいによく使われてるとても有名な紀元前1世紀の詩人です。
詳しくはwikiりましょう♪
日本での古典の授業があるように、
イタリアでは中学〜高校になると「Latinoラテン語」の授業があって、
そこで習う有名どころの一人です。
日本の古文、漢文、清少納言〜みたいな。
『ラテン語って、結局なんなん?』と言う人は、
欧米の古めかしい建造物の上の辺に「I」とか「IX」とか「 X V」とか、洋服のサイズみたいなアルファベットが羅列されてるアレがラテン語であります。
ちなみにイタリア観光するなら、
ラテン語がわかると結構面白いです。
でも私は数字とか皇帝の名前ぐらいしか判読できません。
(でもネットで調べればわんさと意味がでてくるのでお好きな人は調べてみると楽しいですよ!)
と言うわけで
私はラテン語に特に興味があるわけじゃないので、
この言葉に出会ったのは真面目にイタリア語とラテン語を勉強してたからではなく、日常で見つけたただの興味本位から。
と言うのも
ただ単にその当時うちの子供の小学校が Via Orazioと言う通り沿いにあって、
子供を学校に送って行き
そのまま毎朝この道沿いで犬の散歩をさせてたから🐕🐕🐕
寒い冬の朝は、
街の広場のキオスクで0.80ユーロのCaffèにZucchero di Cannaをザサーと投入し、
「今日はしばれんね〜⛄️」と
なかなか溶けない砂糖をぐるぐるしながらVia OrazioをMoto Apeで掃除してるおいちゃんたちに朝の挨拶をする。
そして毎回思う…
『あ〜そういえば昨日も思ったんだよな〜、家に帰ったらOrazioって人のこと調べよう』って。。。
日本人が
「土佐日記」やら「更級日記」、「紫式部」なんて言えば「あぁ古典ね」となんとなく想像つくようなのが、イタリア人の「Orazio」。
で、その当時、
小学校でもなんとなく勉強し始めていて、
たまに宿題を手伝うときに「Orazio」が出てくる。
そして
出会ったのが
『CARPE DIEM✨〜今を生きよ』
CARPE =伊 Colgo 掴む
DIEM=伊 Giorno 日
「今を掴む」=「今を生きる」
ワインをろ過して〜のくだり🍷が、
なんかの慣用句なの?か…よく理解できないけど
でも要は!
『今を大切に生きよ!』
なんかちょっと
さんまさんが言いそう🐟❤️
この『今を大切に生きよ!』と言うのは、
イタリア人の『らしさ』のルーツの部分なのかな。と想い馳せたくなる力強いメッセージの詩♪
だから、
コロナ禍の外出禁止のロックダウンでも鬱せずみんなでベランダに出て楽器を奏で歌う!
食べたいものを食べ、好きな人と抱き合って、ワインを傾ける。
そして可愛い女の子はとりあえず、くどくwww
そして今日も明日も明後日も
ワインをろ過して🍷
人生の全てを味わい
『今日を生きよ!』
ま、
私は根っからの日本人だから
そんな簡単にポンポーン🎉とは生きられないけど💦
そういう生き方はいいなぁ〜と思う。
そして
私たちがそれを憧れるように、
イタリア人は「影」にフォーカスできる陰翳礼讃的な日本人の情緒が素敵に見えるんだろうな。と理解する。
「いつか気付いてしまうだろう。隣の芝は青く見えるけど、実は人工芝だったってことをね🌱💨」
💁Grazie di essere venuti a leggere.
✨良い1日をお過ごしください✨
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?