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エフェクチュエーションとレゴ®︎シリアスプレイ®︎(5)レモネードの原則
起業家の成功行動を説明する「エフェクチュエーション」にはいくつかの原則がある。今回も以下の書籍をもとにそれらの原則とレゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドとの関係を考えていきたい。
レモネードの原則とは
この原則は「すっぱいレモンをつかまされたらレモネードを作れ」という格言に基づいている。想定外の事態を避けたり、起こった時にそれを否定するのではなく、それによって生み出された状況を逆にビジネスの資源として最大限活用するということである。
想定外の事態について、大きく3つに分類できるとされる。想定外の出来事、想定外の出会い、想定外の情報、である。出来事だけでなく、人との出会いや新たな情報の価値を常に資源として活用できるかどうか考える人が起業家として成功するということだ。
レゴ®︎シリアスプレイ®︎との関係性
「想定外の事態」のケースを用意し、それをどう活用して自らのビジネスを発展させるかというワークは、レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドにそのまま乗せることができそうだ。
自らのビジネス・アイデアやすでに手がけているビジネスのモデルを作っておき、そこに「想定外の事態」のケースを読み上げ、モデルを変化させたり、モデルに基づいた対応を語らせるという方法である。
「想定外の出会い」については、参加者それぞれのアイデンティティ・モデルを作ってもらって共有するとともに、その後、モデル同士をコネクションしてもらうワークが考えられる。
どのようなテーマであっても「モデルを作る→共有する→コネクションや対応を考える」というプロセスでワークを進めるだけで、成功する起業家思考(エフェクチュエーション)を身につけさせる効果を期待できそうだ。