朝の空に想う
日が昇る前の空が白々と明けていく瞬間が好き。朝の光に誘われて、鳥たちの声が静けさの中に響く。
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最近、朝活をゆるゆると始めた。
ベランダに出て、思いっきり伸びをする。身体を開いて、ひんやりと清々しい空気を吸う。
何もさえぎるものがない景色が目の前に広がる。毎日ちがう「姿」を魅せる、ずっと変わらないモノがそこにある安心感。
最近は、上に羽織るものがなくても外にいられるようになった。南半球に春がやって来たことを肌で感じる。
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今日は朝の散歩がてら、お店の開店に合わせて買い物。
通りを歩く人はまばら。スーパーも空いていて、待つ時間もよけ合う煩わしさも、そんなにない。
思わず空を見上げてカメラに収める。そんな余裕のある小さな幸せも一緒に写真の中に閉じこめる。
◇
上を向くと出会える景色がある。
いつかの朝散歩で見上げた先に見えたもの。
靴下のままで帰ったのかなと知らない誰かを想像する。思わず、くすりと笑みがこぼれる。
一人しずかな時間が、ふわりと動く。
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朝を感じるために、今日もそろそろ眠りにつこう。
おやすみなさい。また明日。
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