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木九、25歳

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小説風の自分語りになります。起きたことをそのまま表現してるので大きな出来事はないかもしれませんが読んでいただけたら幸いです。
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#僕自身

木九、25歳(自分語り小説) 18歳①

木九、25歳(自分語り小説) 18歳①

18歳①

高校卒業してすぐの僕は週末になると知り合いのバーでアルバイトをしていた。当時の僕は専門学校に通っていて日中は真面目に勉学に取り組んでいたが、休日や平日の夜はバイトを掛け持ちしひたすらに働いていた。よく周囲にはしんどくないのかだったり勉強は大丈夫等心配されていたが、それまで全くといって勉学に打ち込んでいなかったためなのか空っぽの頭にはすっと知識が流れ込んできており成績も悪くなかった。そし

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木九、25歳(自分語り小説)①

木九、25歳(自分語り小説)①

ー1ー

今日は皆既月食と天王星食が442年ぶりの天体ショーであるとニュースで見て、年甲斐もなくはしゃいで写真を撮っているのが25歳の僕だ。

寒空の中星を眺めてると結婚してもうすぐ4ヶ月経ったことにふと驚く。
自分自身到底人に褒められる容姿や性格ではないと思うがこうして一緒に共同生活をしてくれる奥さんには感謝しかない。

ベランダに置いてあるキャンプ用の椅子を挟んで隣に立っている奥さんは身体の冷

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