木九、25歳(自分語り小説) 18歳①
18歳①
高校卒業してすぐの僕は週末になると知り合いのバーでアルバイトをしていた。当時の僕は専門学校に通っていて日中は真面目に勉学に取り組んでいたが、休日や平日の夜はバイトを掛け持ちしひたすらに働いていた。よく周囲にはしんどくないのかだったり勉強は大丈夫等心配されていたが、それまで全くといって勉学に打ち込んでいなかったためなのか空っぽの頭にはすっと知識が流れ込んできており成績も悪くなかった。そして僕はバイトではあるが労働が楽しくて好きだった。
バイト先のバーによく来ていた