ミステリと言う勿れ ♯漫画
まだ始まったばかりで、私が語る様なモノでもないのですが…ドラマ化したので布教の為に。
原作者の田村由美さんと言えば私の崇拝するBASARAと7SEEDSの作者です。
その他、巴がゆく!やシカゴなどなど…
少女漫画らしからぬ壮大な世界観と肩幅。
バッタバッタ死ぬメインキャラ。
魅力的なキャラクターと、ほぼほぼ全キャラに設定された奥行きのあるストーリー。
どの作品もあっという間に引き込まれてしまうでしょう。
それが今回、ミステリーと言うテーマに挑む。
しかも現代が舞台で男の子が主人公。
ところが読み始めたらすぐにたむたむワールドです。
ミステリと言う勿れ
それは即ち、
ミステリと侮る勿れ
です。
主人公の久能整くんは大学生。
ちょっと変わり者。
ある日警察が訪ねてきて、とある殺人事件の容疑者として連れていかれる。
整くんは冷静沈着。
常に合理的、客観的。
容疑者と言う半端ない渦中の人なのに、多面的に考え事件の核に迫っていきます。
田村由美先生の作品の素晴らしさは、人にかかった呪いを解いていく事。
女らしさ、男らしさ、母である事、父親である事、普通とは
そういった、世の中の多くの意見や見方から人に重くのしかかる重圧、呪いを、自分らしくあればいい、自分はどうしたか、どうしたいか、どうしていくのか、と凝り固まって視野が狭くなった人々に言葉を投げかけます。
どんどん事件は起きていきますが、その中で整君が皆に淡々と語りかけていくんです。
多少わざとらしくてもいいんです。
ただし、文字数が多い。
活字が苦手だと挫折してしまうかも。
そこで、実写ドラマですよ。
漫画では淡々と喋る整くんに華やかさの無い絵面でも、菅田将暉とあれば皆さん見ない訳にいかないでしょう。
これを機に原作漫画も売れるでしょうし、連載も末永く続くのではないでしょうか。
TVerで一話が無料公開中。
まだの方は、ぜひ。
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