ポンペイ展で考古学の見方が変わった。
最近になってnoteを始めたので、
2022年3月に行った、ポンペイ展について今更書きます。環です。
学生の頃にはよく気になった展示会に行っていましたが、社会人になってからは滅多に行かなくなってしまった私。
最近なにか楽しいこともないし、久しぶりに展示会行きたいなーと思っていると、本屋さんで運命的な出たいを果たしました。
ポンペイ展のチケットクーポン付き短冊チラシ。
ポンペイのお祭りに使われていたお面の独特な表情に魅了されない人はいないと言っても、過言ではないでしょう。
もちろん私もその1人。
早速チケットクーポン付きの短冊チラシを手に取り、家に帰って速攻チケットをオンライン購入しました。
そもそも、聞き馴染みのない「ポンペイ」ってなんなのさ。
物事の順序なんてお構いなしの私は、
チケットを購入後に「ポンペイ」を調べました。
ポンペイとは、
紀元後79年、イタリアのナポリ近郊のヴェスヴィオ山で大規模な噴火に飲み込まれた、ローマ帝国の都市名。
なんて魅力的な都市なんでしょう!!
俄然行くのが楽しみになりました。
いざ、ポンペイ展に行くと
展示会独特な、周りから伝わる高揚感と会場の静寂に包まれながら次々と展示を見始めました。
ポンペイの歴史、文化や出土品。
かなり栄えていたみたいで、制度なども当時にしてはしっかりしていたみたいです。
当時の人々の知恵や工夫を凝らした
なんとも魅力的な出土品の数々、
「ポンペイ展」という空間の非日常感が
とても刺激的でした。
そして、最後にポンペイの研究チームを映した
動画に、衝撃を受けたのです。
研究チームの1人の方が、動画でこう仰っていました。
「私たちがポンペイを研究する理由の一つに、
災害対策があります。
火山灰に埋もれたポンペイから、学べることがあると思っています。」
私は、考古学なんてなんであるんだろう
大昔のことを知るのに、なんの意味があるんだろう。と、学生の頃から不思議でした。
その答えを、ポンペイ研究チームの方が
動画で教えてくれた気がしました。
考古学も、なんなら今まで意味がないと思っていた
海底や、宇宙についての研究も、私には理解できないだけで、全てに意味があるのかも知れない。
今後の役に立つ何かが、隠されているのかも知れない。
ポンペイという都市が知れただけではなく、
思わぬ収穫があった、ポンペイ展でした。
※ポンペイ展、今は宮城で開催中らしい