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環
2023年7月15日 21:47
乾麺のうどんとそうめんは間違えがち。環です。読書の魅力のひとつが、色々な世界を疑似体験できることだと思います。時にはプロピアニスト、時には犯罪者、時にはキュレーター。今回紹介する本は、私を芸術の世界へ導いてくれた本です。『楽園のカンヴァス』/ 原田マハ 著わたし的解釈による、ざっくりあらすじです。2人の男女を待ち受けるのは、巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真
2023年7月12日 21:31
実は、3歳から習っていたピアノが趣味です。環です。今回紹介する本は、ピアノコンクールが舞台。読んでいるこちらが疲れるほどに臨場感のある演奏描写が圧巻の、あの作品です。ここまでで、もう紹介する本がわかった方もいらっしゃるのではないでしょうか?『蜜蜂と遠雷』/ 恩田陸 著私の解釈による、ざっくりあらすじです。それぞれの想いを持ってコンクールを迎える3名、番狂せなピアノ少年の4名を
2023年7月10日 21:55
ハッピーエンドじゃない方が好き、環です。数は少ないですが、漫画もそれなりに読みます。今回は、わたしの好きな漫画家さんの短編集を紹介します。読んでいて苦しいのに、何故か何度も読み返してしまう。そんな中毒性のある作品です。(この漫画も友達に貸したまま、帰ってきません。)『世界の終わりと夜明け前』/浅野いにお 著わたしの解釈によるざっくり内容です。ハッピーエンドでも、かといってとび
2023年7月8日 22:01
自分も好きな本だから、君にも読んで欲しいから貸すのに、返してもらえないと悲しくなります。環です。家も学校も嫌いだったから、勉強しないくせに塾に行っていた中学時代。塾の先生から、一冊の本を勧めてもらいました。それまで児童書しか読んだことのなかった私が、初めて読んだ一般書。すごく面白くて、その作家さんを始め本に本格的にハマりました。『アヒルと鴨のコインロッカー』/ 伊坂幸太郎 著私
2023年7月6日 21:47
評価を得ている作品の方が苦手な傾向にあります。環です。今日紹介する本は、苦手だった本です。限りなく透明に近いブルー / 村上龍 著わたし的解釈による概要です。米軍基地の街でドラッグとセックスと音楽に塗れた日々を送る若者たちの退廃的な物語。19歳、子どもと大人の狭間で生きる堕落的で、不器用な男女を描いた群像新人賞、芥川賞受賞のデビュー作。とにかく、アングラ。ドラッグ、セッ
2023年7月3日 22:48
アル中ではないです。環です。みなさんは、中島らもさんをご存知ですか?作家や俳優など、多岐に渡り活躍し、ご友人とお酒を飲んだ帰りに階段から転げ落ち、52歳で亡くなった方です。今回する小説はそんな、まるで小説の一部のような最期を遂げた、中島らもさんが書いた小説です。今夜、すべてのバーで /中島らも 著下記、わたし的解釈に基づく概要です。アル中にならないように、アル中の知識を豊富
2023年7月1日 21:19
時には社会派(かぶれ)、環です。ニュースの裁判とかでよく聞く言葉「情状酌量の余地あり/なし」。犯罪を犯した人に、「情状酌量の余地あり」。そんなものあるかーい!と常々疑問に思っていました。ただ、今回紹介する本を読んで「情状酌量の余地」は本当にあって然るべきだと思いました。『きょうも傍聴席にいます』/朝日新聞社会部 著実際の裁判を傍聴した朝日新聞社会部の記者複数名からなるこの本
2023年6月29日 22:00
お久しぶりです。環です。「お久しぶりです。」この言葉と私の名前を見れば、これから私がどの小説について書こうとしているかなんとなく分かった人もいるかもしれません。本当は他の事柄を書こうと思っていたんですが、この言葉を書いた瞬間、本来書こうと思っていた事柄は後回し。あの小説について書くしかない!と思い立ちました。『スロウハイツの神様』(上・下)/辻村美月 著読書好きの中でも、この本