遅筋と速筋とダイエット
遅筋と速筋の違い
遅筋と速筋の大きな違いは
速筋は瞬発力、筋肥大、無酸素運動、エネルギー源は糖質
遅筋は持久力、姿勢保持、有酸素運動、エネルギー源は脂肪
ものすごくざっくり言うとこんな感じです。
あまり細かく説明するとゴチャっとしてくるので
この程度にしておきます。
例えるなら
速筋が太くなるとエンジン(筋肉)の排気量が拡大して
産生エネルギー(筋力)の量も増えていきます。
遅筋は太くならない代わりにエネルギーを生み出す
エンジンの生産効率を上げることができます。
生産効率について説明すると
遅筋は中枢(体幹)に多く速筋は抹消(四肢)に多く存在します。
何か動作(運動)を行う際、体幹が弱いと姿勢が悪くなり運動効率が低下します。
エンジンの名前はミトコンドリア。
エンジンを動かす燃料はATP(アデノシン三リン酸)
ミトコンドリアはATPを使って筋肉を動かすと同時に
ATPを産生します。
有酸素運動と無酸素運動の違い
有酸素運動と無酸素運動ではATPの材料となる物質が異なります。
有酸素運動では主に脂肪が使われます。
無酸素運動では主に糖質が使われます。
有酸素運動をすると脂肪が燃えて痩せると言うのはこのためです。
有酸素運動という名前だけあって
脂肪を燃焼してATPを作るには酸素が必要となります。
脂肪燃焼のメカニズム
酸素を取り込む役割を果たしているのが毛細血管
有酸素運動を続けると毛細血管の数が増える
血流が増加し酸素の供給量も増える
効率的にエネルギーを生み出せる
脂肪の燃焼速度が加速する
毛細血管を増やすには週3日程度の運動を2週間続ける必要がある
ただし有酸素運動で遅筋が使われている間は速筋はほとんど使われていません。
また有酸素運動では脂肪を燃焼させるために多くのエネルギーを消費しますが、同時に筋肉も分解します。
筋肉が分解されると、筋肉量が減少します。
筋肉量は20代をピークに30代以降は年々減少すると言われており
減っていく筋肉の大部分は速筋です。
有酸素運動だけでは加齢による筋肉の減少は防げません。
健康維持のためには遅筋を使う有酸素運動と
速筋を使う筋トレを並行して行うことが必要となります。
最後に
筋トレ男子なら、筋肥大をしたムキムキなかっこいいbodyに憧れますが
綺麗な姿勢を作ったり、効率的にエネルギーを使えるためには
遅筋を鍛えることも重要になってきます。
速筋と遅筋をバランスよく鍛えていきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?