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「つぶやきを大切にする」を勘違いしない

小学校で授業を参観する機会がありました。
子らが勝手がってに自由に発言し、指導者がその声をもらさず拾おうと頑張り、小さなつぶやきにも注意をこらしている姿がありました。

「うちのクラスは、活発に発言ができ、積極的です。」という指導者の声が聞こえてきそうな授業です。

私は、このような「教室」をよしとしません。

おそらくこの指導者は、先輩の先生からも「子らのつぶやきを大切にしなさい。」とアドバイスされてきたのでしょう。

実は、このアドバイスを勘違いすると、
「荒れる教室」をつくることになります。

次に示すPDFファイルを確かめてみてください。

どうですか。
勘違いをすると、「授業崩壊」です。

では、どうするか。
そう、教室で発表・発言するときは、
 ①手を挙げる
 ②指名されたらイスを入れて立って
 ③先の発表者の発言と関わらせて発表・発言する。
 
あたりまえと思えるこのことを学習規律として教室に定着させることが大切です。

私がめざす教室は、「聞き合える教室」です。

つぶやいた子が、つぶやきだけに終わらせず、教室の仲間に自分の考えをきちんと伝え、それをきちんとみなで聞き合う教室です。

次に示す「指名」の仕方とあわせて、教師の基本技術としましょう。


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