30歳の転機がもたらした新たな創造の道
30歳になった時、私は大きな転機を迎えました。
振り返ってみると、それは今の私のアート活動の原点とも言える重要な時期でした。
当時は自分が何かを成し遂げたとは思えず、20代や10代で積み重ねてきた努力が形になっていないように感じていました。
何かが違うのではないか、自分のアートへの向き合い方に根本的な変化が必要なのではないかという思いが強くなり、試行錯誤が始まりました。
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新たな繋がりと視野の広がり
30歳という年齢を境に、私は新しい人々と出会い、交流することが増えていきました。
それまでの私は、ほとんど家の中で作品に向き合っており、外部との繋がりが限られていました。
しかし、この新しい出会いや繋がりが私の世界を広げてくれたのです。
異なる視点や考えに触れることで、自分のアート観がどんどん変化していくのを感じました。
それはまるで、自分の内側に閉じこもっていた視野が一気に解放され、広がっていくような感覚でした。
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健康と制作スタイルの見直し
20代の頃、家の中で長時間制作に没頭する生活を送っていたことで、次第に健康面にも影響が出始め、心身ともに疲弊してしまいました。
そこで、30歳を機に制作環境を見直し、「外に出て制作をする」という新たなスタイルを取り入れることにしました。
外の空気を吸いながら制作することで、健康を保つだけでなく、心もリフレッシュされ、これまでの閉塞感が和らいでいったのです。
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写真との出会いと新たな表現
日常的に外で制作する方法として、私は写真という技法を選びました。
それまでは主に油絵を描いていましたが、外で気軽に取り組める方法として写真が適していると感じたのです。
写真を始めた当初は戸惑いもありましたが、やがて、油絵で培った「塗り重ね」の技法を写真表現に取り入れるアイデアが浮かびました。
コスモス畑や自然の風景を題材に、独自のレイヤー感や深みを写真で表現できることを発見し、これが現在の私の作風を形作っています。
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46歳の今、30歳の転機を振り返って
46歳となった今、あの30歳の転機がいかに重要だったかを実感しています。
30歳の時に決断した「新しいやり方を模索する」という姿勢がなければ、今の私の表現スタイルも、繋がりも、そして得られた成長もなかったでしょう。
あの時の苦悩と挑戦が、今の私のアート活動を支えてくれています。
これからも新たな表現を追い求め、自分の作品と向き合い続けていきたいと思っています。
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30歳の頃に始まった私の新しい挑戦が、現在の私のアート人生を築き上げていきました。
このエピソードが制作で悩んでいる方へ、何かのヒントや気付きになれましたら幸いです。