あべのハルカスに登って来たので、リアルとバーチャルを比較してみた。
4月の中旬頃、大阪に旅行に行ってきました。
主目的は「HUNTER×HUNTER」の舞台を見に行くことだったんですが、
これはまた別の機会に語るとして…。(舞台はとても良かったです)
今回は2日目に行った、あべのハルカスについての話です。
前に「メタバース上に作られたバーチャルのあべのハルカスが本物そっくりなんですよ!!」という記事を書いたのですが、
どれぐらいそっくりなのか検証できるように写真を撮って来たので、並べてみてみよう!という企画です。
あべのハルカスとは?
あべのハルカスとは大阪の天王寺にある、日本で2番目に高いビルです。
2014年に開業した時には日本一高いビルだったんですが、2023年に東京に「麻布台ヒルズ森JPタワー」が出来たことで日本一にではなくなってしまいました。
ただ、それでも非常に高いビルであることは変わりはなく。地上300メートル。近くからだと、大きく見上げてやっと頂上が見えるような巨大なビルです。
ビルには近鉄百貨店をはじめとしてホテルにオフィスエリア。一番上には展望台があり、天王寺の町のシンボルになっています。
自分は昔、この近くに住んでいたので週末になると遊びや買い物に行っていた、思い出深い繁華街でもあります。
メタバースあべのハルカス
「メタバースのあべのハルカスって何…?」と言う人は、詳しくは上の記事を見てもらえると嬉しいのですが…。
簡単に説明すると、あべのハルカスを運営している近鉄不動産本人が作成した、バーチャルのあべのハルカスです。(clusterというSNS系のメタバース上にあります)
モチーフにしているとは言いましたが、作成、運営しているのがご本人様だけあって、再現度が半端ないです。(あべのハルカスのマスコットキャラクターの「あべのべあ」もたまに出現します。)
上の記事を書いた時はメタバースのあべのハルカスの写真しか用意できなかったので、どれぐらい一致してるのかはイメージ付きにくかったかなと思うので……、今回はリアルあべのハルカス写真と並べて比較して行こうと思います。
58F~60F展望台
今回の記事ではあべのハルカスの最上階部分にある展望台について主に検証していこうと思います。
58F〜60F部分が展望台エリアになっており、直通のエレベーターで行くことが出来ます。
まず最初に到着するのが60F、展望回廊エリアです。
バーチャルのあべのハルカスだと(↓)にあたる場所ですね。
今回あべのハルカスに行ったのは昼。
バーチャルのあべのハルカスは常に夜という違いがあるのですが、柱やガラス張りの窓から外の風景が見える所までそのまま再現されていますね。
今回、自分が「ああ、あれも再現だったのか」と地味に驚いたのは、最近バーチャルあべのハルカスに作られたジェットコースターの入り口部分です。
反対側の回廊の上の階に作られているV字型の階段が入り口なのですが、
ワールドに入るとわざわざ階段を一度登ってジェットコースターの乗り場まで行き、乗り終わって戻る時はもう一度階段を降りる。という作りになっていました。
何でジェットコースターの目の前にワールドの入り口を作らないの…?と不思議だったのですが、リアルの方のあべのハルカスにも全く同じ形の階段があるということは、これも再現だったですね。
ちなみに、リアル方にある階段はバーチャルあべのハルカスのジェットコースターのモデルにもなっている「エッジ・ザ・ハルカス」というアトラクション用の階段のようです。
命綱をつけて階段を上ったうえ部分を歩けるらしいのですが。。。実物見ると正気じゃない位置を歩く設定になっていますね((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
写真から伝わるかわからないのですが、階段がある部分は、天井のない吹き抜けの外周なのでガチで周囲に何もない場所(地上300メートル)を歩くことになるようです。
これだけでも細かい部分も再現されているなーと、感心するのですが。
もちろん、一致しているのはここだけでなく。
吹き抜けの広場がある58Fを見下ろした光景もばっちり再現されていました。
リアルあべのハルカス。
ステージがありませんね。代わりにテーブルがたくさんあり、ここで軽食が食べれるようになっていました(食べ物は下の階の売店で買える)
バーチャルあべのハルカスの同じ場所から撮った写真。
ジェットコースターのレールでやや見えにくくなっていますが、ステージや置かれている設置物以外はほぼ同じです。
また、今見えている下の階にも降りることが出来るのですが、
そこから見上げた景色もちゃんと再現されています。
他の場所はこんな感じです。
置いてある物や、最近バーチャルあべのハルカスの方に実装されたジェットコースターのレールで大分印象が変わってしまっている所はあったのですが、建物の形や床や柱の色、造形はかなりこだわってバーチャルあべのハルカスを現実に寄せていることがわかりました。
今回写真を並べていて思ったんですが、
バーチャルあべのハルカスの造形が細かい事もあって、写真でぱっとみせられたらどっちがバーチャルか、分からないんじゃないかなと思う場所もあるなと感心しました。
(ジェットコースターのレールが映ってると流石に分かりますが。。。)
もしかしたら今後は現実と引けを取らないバーチャルの観光地も増えて行くのかもしれないですね。
お城巡りと化したいので、是非他の自治体も近鉄不動産さんと同じぐらい気合を入れてメタバースに参画して欲しいです。
メタバース上で旅行が出来るようになる日を楽しみにしてます。
また、現実に寄せつつ、バーチャルのあべのハルカスにある空中を走るジェットコースターのように、バーチャルだからこそおけるものも用意できると思うので、保管しつつ、バーチャルだからこそおけるものを増やして行くのも面白そうです。
おまけ
あべのハルカス(リアル)に遊びに行った日はとても天気が良かったので、遠くまで見ることが出来てとても気持ち良かったです。
58Fの広場にはガラス張りの窓の前にぐるっと椅子を置いてくれていたので、そこでぼんやりと大阪の街並みを見ていましたが、結構楽しかったです
大阪の観光となると梅田、道頓堀、USJ、海遊館!辺りが定番で、あまり天王寺の方に行こうって話にならないのではないかと思うのですが、
あべのハルカスもなかなか楽しいで、大阪に遊びに行くときには是非候補に入れてもらえると嬉しいです。
60Fからの光景。
バーチャルのあべのハルカスの入り口になっている「てんしば」が下に見えています。通天閣も映っているので探してみてください。
あべのハルカスの展望台から「てんしば」があの位置に見えるってことは、多分「てんしば」から見たら本当にこんな感じであべのハルカスが見えそうだなと思いました。
今回は残念ながら「てんしば」までは行けなかったのですが、次機会があったらこちらも確認したいですね。
(てんしばは桜がたくさん植えられている公演でもあるので、皆さんも機会がありましたら春ごろにぜひ)
60Fの展望回廊は「回廊」と名前がついているだけあって、本当に360度ぐるっと見ることが出来るので、ここ以外にもUSJや、京セラドーム、大阪城なんかも見ることが出来ます。
「太陽の塔はこの方向」と書いてある場所もあったのですが、流石に遠すぎたのか、肉眼だと見つけることは出来ませんでした。(残念)
おまけのおまけ
余談ですが、大阪に行った日が丁度大阪万博まであと1年の記念日だったらしく、ミャクミャク様があべのハルカスのデパートエリアに宣伝に来ていました。
自分も同行者も「ミャクミャク様はかわいい派」なので、会えてテンション爆上がりしました。
ラッキー。