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医療の現場で感じた睡眠不足のデメリット

寝てない人は仕事もできないという話。


導入:「睡眠時間を削って働く」は正義か?

「寝る間を惜しんで働け」といった考え方は医療界に根強く存在し、研修医の頃よく先輩から言われました。

特に20~30代の若手世代では、睡眠時間を削って仕事や趣味、勉強に打ち込むことが「頑張っている証」と捉えられる風潮があります。

しかし、睡眠時間を削って短期的に仕事のパフォーマンスをあげたところで、長期的な成果には繋がらなかったり健康に悪影響を与えたりする可能性もあります。

ここでは医師の当直業務を例に睡眠不足の経験を共有します!


医師の当直業務:ほとんど寝ない過酷な環境

睡眠不足の代表例が医師の当直業務です。これは私に限ったことでないですが、多くの医師が当直後の集中力低下や疲労を感じていると思います。

夜通し患者の対応を行い、翌朝そのまま通常業務を続けることも決して珍しくはありません。運よく寝られたとしても、電話や呼び出しで眠りが中断されるため、深い睡眠を取ることは難しいのが現状です。

そんな生活が続くと、体力だけでなく、心の余裕もどんどん失われていきます。

当直の辛さはこちら⇩


当直明けの症状:集中力の低下と視野の狭さ

当直明けの勤務は明らかに集中力が落ち、視野が狭くなっているのを感じます。他人の言動に狭量になったり、普段は気にしないことにイライラしたりすることもあります。

これは仕事の効率だけの話ではなく、人間関係にも悪影響を及ぼしかねません。睡眠不足が続くと、こうした負のスパイラルに陥りやすくなります。

当直明けは早く帰って早く寝るべきだと思います。


睡眠が記憶に与える影響:記憶の整理と忘却の重要性

睡眠には非常に重要な役割があります。それは記憶を定着と忘却です。寝ている間に必要な情報と不要なものを整理しているわけですね。

たとえば、テストのために一夜漬けで覚えた知識は時間がたつとすぐに忘れてしまうと思います。睡眠を取らないと新しい情報を覚えても記憶に定着しないわけですね。

何かを学んだり新しい仕事に取り組んだりしているとき、十分な睡眠を取ることで次の日のパフォーマンスが大きく変わると思います。


まとめ:目の前のことが本当に優先すべきことか?

忙しい日々の中で、「睡眠時間を削ってでもやるべきこと」があると感じることもあるでしょう。しかし、それが本当に優先すべきことなのか、もう一度考えてみてください。

睡眠には、健康や仕事のパフォーマンスを支える重要な役割があります。

「睡眠はただの休息」ではなく、記憶や体力、感情の基盤を整える大切な時間です。忙しいときこそ、睡眠の優先度をもう一度見直してみましょう。

結論:睡眠時間は優先的に確保!

雑まとめ

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