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私たちは皆「偏見の目」で世界を見ている
偏見という「メガネ」をかけて世界を見る
誰もが無意識のうちに、偏見というメガネをかけて世界を見ています。自分の人生から、自然と偏見のメガネを作り上げていきます。
たとえば「医者はオワコンだ」と思えば、目に映る全ての医者が疲れて見えたり、時代遅れに感じたりするでしょう。
歪んだメガネをかけて世の中を見て、世界を自分の理解できる形で見ようとしてします。
偏見が他人への評価を左右する
偏見のメガネを通すと、他人への評価も歪みます。
たとえば、「男尊女卑を許さない」という偏見を持つと、世の中の男性がすべて敵に見えるかもしれません。
また、「部活をしていない人は仕事ができない」という偏見を持てば、学生時代に部活動をせず、勉強に励んできた人たちが無能に見えてしまいます。
もちろん、現実にはすべての男性が男尊女卑なわけではありませんし、部活動をしていなくても優秀な人は数多く存在します。
他人を評価するとき、自分の中にある偏見がその判断に影響していないかを振り返る視点を持つことが重要です。
もう一つ実例を出します。
あなたが職場の採用担当者だったとしましょう。A君とB君、どちらを採用するかを選ぶとします。
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おそらくですが、多くの人がA君を選ぶはずです。しかし、正解は「どちらの評価も同じ」です。なぜなら、A君とB君の特徴はまったく同じで、ただ並び替えられているだけだからです。
人間の脳は、先に提示された情報を基に全体を評価しようとする傾向があります。
A君の特徴は「頭が良い」「勤勉」などポジティブな印象から始まるため、その後に続くネガティブな印象が相殺されます。
一方で、B君の最初の特徴が「嫉妬深い」「頑固」とネガティブな印象であるため、その後のポジティブな特徴が目立たなくなってしまうのです。
このように、人間の脳は無意識に数多くのバイアス(=偏見)をかけるようにできています。そのため、「偏見を自覚しよう」と心がけたとしても、完全に偏見から逃れることは難しいのが現実です。
偏見を自覚することの大切さ
人間はみんな何かしらの偏見を持っています。そして、誰もが偏見の目を通して世界を見ています。僕たちにできるのは、偏見を意識することだけです。
「偉い人が言っていることだから」といって、それが必ずしも正しいとは限りないですし、SNSで過激な意見を発信している人がいたとしても、それは「その人から見たらそう見える」というだけであり、全員が同じように考えるとは限りません。
私たちはそれぞれ異なる価値観や経験をもとに物事を見ており、偏見や先入観から完全に逃れることはできません。
大切なのは、自分や他者の偏見に対して過剰に批判的にならず、「偏見を楽しむ」くらいの余裕を持つことです。
「この人はこういう偏見を持っているのか」「自分はこういう先入観で判断しているのか」と冷静に観察し、その違いを楽しむ視点を持つと、対立を避けつつ他者とより深く理解し合えるかもしれません。
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まとめ
結論:偏見を楽しもう
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