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“当直ができる人”は充分恵まれている

Xで「仮眠時間に関係なく当直明けは認知機能が低下する」というポストが話題になっていた。

医師は頭の良い人が多い。しかし、病院で医師が直面する問題が一つある、それが”当直”である。


医師の当直とは?

要は“一晩病院に泊まり込み”である。

病院の当直では、一晩中、急変や救急対応を担う責任がある。そのため、常に緊張感を保たなければならない。

しかも20代から30代、そして40代と年齢を重ねるごとに、その負担は確実に増していく。

たとえ一晩中、電話が一度も鳴らなかったとしても、気が抜けるわけではない。

いつ呼ばれるかわからない緊張感の中で、浅い眠りを繰り返すだけなのだ。

これらの理由から、医師の世界では、当直の押し付け合いが起こることも珍しくない。同僚の体調不良や急な事情で代わることがある一方、約束が守られずトラブルになることも …(経験あり)

こうした問題は、職場の信頼関係にも影響を及ぼしかねない。


なぜか翌日も勤務が普通

働き方改革でマシになったとはいえ、当直翌日も外来や手術で丸一日勤務、みたいな医師も多いだろう。

当直明けに外来や病棟業務をこなす中で、疲労により効率が落ち、ミスが増えるケースも少なくないと思う。どれだけ地頭が良くても、体力がなければ本来の力を発揮することは難しい。

医師として、当直との付き合い方を見直すことは重要だ。

体力管理や効率的な休息のとり方、同僚との連携強化など、改善の余地は多い。また、制度や環境の改善に向けた提案も欠かせない。



「当直できる(体力のある)人は恵まれている

ほとんどの医師は年齢を重ねるにつれて当直がきつくなり、結果として若手に負担が集中しやすい。特に急性期病院では、夜間の緊急対応や長時間のオペが避けられず、当直業務は避けて通れない。

それでも『自分にはもう当直できる体力がない』という中堅・ベテラン医師も、病棟管理や指導、コンサルト対応など、別の形で存在感を示さざるを得ない。

とはいえ、現場の負担が若手に偏ると不満が溜まり、世代間の軋轢につながることもある。

こうした状況の中で、どのように役割分担をしていくかは、多くの医療機関で避けて通れない課題となっている。

まとめ

当直は体力と精神力を問われる

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