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クリスマスツリーがまだ飾ってある家。

クリスマスが終わってもう2日が経つ今日このごろですが、みなさん、部屋にクリスマスツリーがまだ飾ってあるなんてことはないですよね?


私はきちんとした性格なので、今年もクリスマスの晩にツリーをそそくさと片付けた。

毎年12月15日頃には部屋にクリスマスツリーを飾る。およそ10日ほどリビングのテレビ横に陣取っていたクリスマスツリー。聖夜の儀式が終わってすぐの21時頃、「そうだ、ツリーを片付けなければ」と言って、背伸びをしたり中腰になったりして木々をぶち折るようにして片付けた。


我がマンションの窓から外を眺めると、通りを挟んで斜め向かいに大きなマンションがある。住友不動産とか明和地所あたりが分譲していそうなバベルマンション。

そのマンションの最上階の1階下の部屋。大きな窓が見えるのだが、クリスマスのこの時期、その大きな窓の向こうにはバベルマンション特有のうすいオレンジの灯りの中に、煌びやかな巨大クリスマスツリーが見えていた。高層階だからか、カーテンがかかっていない。


毎夜寝る前に妻と一緒にリビングの窓からその部屋を覗いては、

「ほら見ろ。成金か大企業の北海道支社勤めのカスが今夜もツリーを飾ってるぞ」

と話す。妻は「うわ、ほんとだ」と毎晩言う。


ああいうマンションに住んでいる人材は、さぞかし仕事ができて几帳面な人に違いない。


昨日の夜、窓からあの部屋を覗いてみた。


クリスマスツリーはまだ飾ってある。クリスマスはとっくに終わったのに。それをみて妻に言う。


「あれをご覧よ。あの部屋、まだクリスマスツリーを飾ってるぞ」

「あら、ほんと」


クリスマスを過ぎてもまだツリーを片付けていないことについて、私からとやかく言うつもりも書くつもりがないが、そういう事実があるだけである。


近所の人からはそう見えている、ということだけ伝えておしまいにしたい。


〈あとがき〉
靴が汚い人理論と似たような構図がクリスマスツリーをまだ片付けてない人には当てはまるような気がしています。とはいえ何か理由があるのかもしれませんし、クリスマスツリーを片付けないからってその人間性まで審査するようでは、まだまだ私がカスなわけです。今日も最後までありがとうございました。

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