波打つように広がる何か
赤いハートと白いハート。
うっかり入れ違い。
おかげでもらえた言葉。
なんでもいい。
同じ時間に意味がある。
土曜日は、病院の日だった。
帰りに薬をもらいに調剤薬局へ。
いつもここで薬を待つ間、楽しみなことがある。
棚に並べられている商品のところどころに貼られているPOPを眺めるのが楽しみなのです。見やすくて分かりやすくてぱっと目に飛び込んできておしゃれで、楽しんで描いてるんだろうなというのが伝わるPOP。
いつも眺めて心の中でいいなと思うだけだったんだけど、ふいに伝えたくなってレジでの会計の時に伝えてみたら、レジの薬剤師さんがぱっと笑顔になって「こういうの描くの得意な子がいるんですよ。伝えておきますね。」と言ってくれた。
その前に読み終えた吉本ばななさんのエッセイ「幸せのセンサー」のおかげだと思う。
誰かと出会えば、何かしらの影響は与えられたり与えたりするのかもしれない。だとしたら、ふわりと軽くなるような、ぽっと温かくなるような、ほわんと明るくなるような、そんなことであればうれしい。
車を運転していて道を譲ってもらった時、ありがとうー、とうれしくなって、少し気持ちが軽くなり、道を譲る機会が出来た時に自分も誰かに道を譲ったり。その逆のこともちろんあるけど、いいことを拾い上げていきたいし、いいなと思ったことはどんどん伝えていかなくちゃなぁと。いいなと思ったことはすかさずさらりと伝えようキャンペーン。私の中だけの小さなキャンペーン。