響いて届く声
風に転がる枯葉。
小さなルール違反。
やわらかな空気が
もくもくと集中してる間に
ぴりりとした空気に。
うんざりした気配。
冷たい空気に舞うスカート。
この前、とある高校の文化祭に行ってきた。
息子の高校見学の中のひとつ。
中学の頃不登校だった子が多く通う高校。
その中で軽音楽部のバンド演奏があった。
どのバンドも知っているカバー曲。
リズムがずれていたり、音に声が消されてしまうところがあったり、高校生なりの一生懸命な演奏だったけど、歌詞に乗せて気持ちが真っ直ぐに響いてきて、聴きながら胸を打たれて泣きそうになっていた。
見ている中学生達に、「高校はとっても楽しいよ。いいところだよ。待ってるよ。」ということを伝えたいという思いがすごく伝わってきたから。それを見守っている先生もリズムをとって楽しそうに見ていて、その姿にも涙がこぼれそうになった。
一生懸命に伝えたいという想いは、つたなくても、たどたどしくても、声が震えていても、緊張していても、伝わって胸を打つ。
出し物をしている高校生も、説明してくれる高校生も、販売している高校生も、みんな楽しそうでキラキラしていた。楽しんでいる姿は、見ている人を勇気づけたり、見ているこっちまで笑顔にさせるパワーがあるなぁと思った。
学校や高校生達を見てると、ずきんと過ぎたことが頭をよぎって今でも緊張してしまうけど、きらきらの高校生達の姿はまぶしかった。
息子も何かしら大事なものを感じてくれたかな。