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秋空の下、比叡山延暦寺へ

向かう心持ち。
くるくるふわふわの犬みたいな。
同じ価値観で盛り上がる。
暑気と眠気。
小さな約束。


気持ちのいい秋晴れの日、前からずっと行きたいと話していた滋賀県にある比叡山延暦寺に行ってきた。

音楽を流しながら、助手席でくだらないことを話しながら、途中サービスエリアに寄り道して、道を間違えてUターンして、きれいに整えられた広い山道を登って、キラキラ光る琵琶湖を横目に駐車場に到着。

比叡山延暦寺のことは、前の日に少しだけ下調べしておいた。延暦寺というお寺はなくて比叡山の山全体が延暦寺と呼ばれていること。いくつかの塔堂が3つのエリアに点在しているということぐらいを頭の中に入れておいたぐらい。

全部の塔堂は周りきれないなと思ったので、東塔エリアを歩いて巡ることにした。ここまでの道のりで車は少なかったけど、駐車場にはたくさんの車。
たくさんの人でにぎわっていて、ご年配の人が多いのかなぁと思っていたら、若い人もたくさん見かけた。

お腹がすいていたのでまずは腹ごしらえ。

天ぷらそば。おつゆがとてもおいしかった。

見上げるほどの木々に囲まれた山の中は神聖な空気が広がっていた。葉っぱから太陽の光がこぼれ落ちて、坂道を登った先に荘厳な佇まい。

木々から溢れる清らかな空気の中、木漏れ日が降りそそぐ坂道を登る。
開けたところに、ばーっと明るく荘厳な佇まい。

中は撮影禁止。正座してお参りしたり、きらびやかな像の手をそっと撫でたり。御朱印は3ヶ所でいただいた。
大きな数珠の珠をひとつずつ撫でながらぐるりとまわったり、最澄さんがいた頃からずっと絶えずにある蝋燭の灯、鐘を心を込めてひとつ鳴らさせてもらった。

時間をかけてゆっくり書かれるのではなくて、するするさらさらと流れるような素早い筆さばきで書かれていた。

坂道を登って下って、階段を登って下って。坂道や階段はとても急な傾斜で、特に階段は降りるのが怖いぐらいびっくりするような急な角度だった。

この階段はゆるい傾斜。写真撮り忘れたけど、急な傾斜は手すりを持たないと怖いぐらい。
ゴォォーンと胸に響く鐘の響き。

仏教の修行の場だった延暦寺比叡山。厳かな静かで少し暗いイメージがあったのだけど、とても明るくて清らかで厳かだけど華やかなところだった。
全部まわりきれなかったので、残り2つのエリアも来ようと話しながら、近くのガーデンミュージアムに寄って帰ってきた。

神社仏閣にお参りに行くと、しばらくの間、心が洗われた気持ちになる。しゃんとするこの気持ちを保つようにしたいけど、次の日には疲れがどっと出て気付けばすぐにだらり。

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