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YESとNOの裏返し

天気予報は雨。
なくなった予定。新しく入れた予定。
しとしと小雨。
画面、会話、読書。
思いきったこと。
雨上がる。
YESなのに返答を躊躇していると
NOに受け止められる。
見る、はさむ、合わせる。
甘いココナッツみたいな。
どしゃぶり。
雨の音に全部かき消されていく。


今読んでる小説に出てきた一文。

「正しさって、時々人をものすごく傷つけることがあるんだ。」

「わたしに会いたい」西加奈子

最近考えていることの答えのようで、はっとした。

目の前に相手がいて話しているときは、相手の状況や気持ちを考えて話すようにしている。

でもこうやって書くとなると、同じように気をつけて書いても、いろいろな人が読んでくれて、いろいろな状況があって、いろいろな感じ方受け取り方をするわけで、私にとって心地いいこと、幸せなこと、大事にしていること、なんでもないことが、誰かのことを知らず知らずのうちに傷つけたり、悲しい思いにさせることがあるかもしれないな…と思っていたところで。

目の前に相手がいてもいなくても、こちらが気をつけていても、思いがけないことで傷つけてしまうことはあると思うし、どう受け止められるかは言葉にしてみないとわからない。だから、気をつけながらわからないままに伝えるしかないのかもしれない。

そのこととは別で、自分の気持ちに正直にいる、ということも、そのことがいいことばかりではないなと最近思った。
正直な気持ちを自分で知っておくことは大事かもしれないけど、それを伝えるかどうか、気持ちに正直に進むかどうかは、また別のことなのかもしれない。

そしてまた別のことだけど、答えはYESなのに、そのことを言うのを躊躇していると、答えを急ぐ人にとっては、その躊躇している姿からNOと受け取ってしまうことがあるんだなぁと。
YESなのにNOと受け止められてしまっては困るので、いまさらと思われても、ちゃんと訂正しなくてはいけないなぁと思っているところ。

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