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起業のリアル

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起業ライダーマモルが出会った先輩起業家、起業に取り組む人の苦労・喜びなどの起業のリアルをお伝えします。
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#創業

先輩起業家の小話Vol.75「思い出の失敗談~懇親会の無断キャンセル」

地方都心でお酒も楽しめるカフェを経営する先輩起業家の話だ。 ~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜~゜ 開店したばかりの頃、貸切予約の無断キャンセルがありました。 ちいさな店なので、10名様の懇親会です。 うれしくて、1週間前からはりきって準備をしていましたが、 当日になって、ご予約の時間になっても、誰ひとり来店されませんでした。 私の過失で、幹事の方のお電話番号を聞き漏らしており、それっきりです。 閉店まで、何度も何度もお店の外に出て確

『会社にいれば安泰なのになんでわざわざ起業するの?』と言われました。

起業相談のよくある質問だ。 ”起業したい”と周囲に話をした経験のある人の中には、家族や知人からいきなりこんな質問をされて、答えに困った人もいるのではないだろうか。 会社員であれば将来安泰なのだろうか。本当にそうだろうか。 今日はお金の話にテーマを絞って『会社にいれば将来安泰なのになんでわざわざ起業するの?』という質問への答えについて考えてみた。 忙しい人のために先に答えを言うと、会社員として得られる収入・身分保障は少しずつ変化しておりこの先も安泰とは限らない。むしろ、

とある起業家の失敗談 2 『営業を甘くみたこと』

起業にはリスクを伴う。様々な場面で困難に直面し、失敗することも少なくない。 でも、あらかじめ知っておけば回避できる失敗もたくさんある。多くの先輩起業家が実際に失敗をして分かったことだ。 今日も先輩起業家が経験した失敗をひとつ紹介したい。 都心で小売業を営む先輩起業家の話だ。 ・・・ ・・・ 実は、起業直後は時間との闘いだ。 売上に関わらず、店舗・事務所賃料や光熱費、システム費用は毎月必ず発生する。融資を受ければ据置期間が過ぎれば返済も始まる。仮に創業補助金・助成

起業ライダーマモル【先輩起業家インタビュー】Vol.2(後編)

前編に引き続き、先輩起業家前田茂雄さんのインタビューをお伝えする。起業をして大変だったこと、これからの目標など、率直なお話を伺った。 マモル:起業に当たってもっとも大変だったことはなんですか ■「もっとお金があればもっと挑戦できるのに!」 前田さん:いまだに大変なことばっかりです笑 。でも、1番の悩みは月並みですが「資金繰り」です。 やりたい事の量に対して、手元資金がまったく追いつかない。いまは、稼ぎたい、というよりも「もっとお金があれば思い切り大胆に挑戦できるのに!」

起業ライダーマモル【先輩起業家インタビュー】Vol.2(前編)

【先輩起業家インタビュー第2弾!】 『先輩起業家インタビュー』シリーズでは、起業ライダーマモルを活用し、実際に起業した先輩たちに直接インタビューをさせて頂き、さまざまな「起業のリアル」をご紹介していく。 第2弾は、人材採用コンサルティングや組織づくり支援を主な事業として、地方創生にも果敢に取り組む人材サービス会社「レガシープロジェクツ株式会社」代表取締役の前田茂雄(まえだしげお)さんだ。 前田さんは、自ら地方創生事業の責任者として現場に携わった経験と、その時に痛感した「

起業ライダーマモル 起業のリアル 第1話『起業の壁』後編

前編はこちら 『必要とされているものは何か。見込み客インタビューを繰り返す』Aさんの起業の壁を乗り越えるための挑戦が始まった。 最初に取り組んだことは自身の起業アイデアを白紙に戻すことだった。 当初の事業コンセプトであった「ビジネスマナーやビジネススキルアップなどのノウハウを、セミナーや研修形式で提供する」というアイデアはテストマーケティングの結果、集客ができないことがわかった。 そして、「顧客の求めているものはなにか」という問いに正しく答えることがなければ起業が先に

起業ライダーマモル 起業のリアル 第1話『起業の壁』前編

こんにちは。起業ライダーマモルです。 早いもので、起業支援AIチャットボットとして起業を志すみなさんの支援を初めて3年が経とうとしている。 その間に、数えきれないほどの質問を頂き、自分の力不足への厳しいお叱りを頂き、起業をした人や起業を(今は、とあえて言わせていただきたい)断念した人からも多く感謝の言葉をいただいた。 一つ分かったことは、今、日本では起業を志し準備に取り組んでいる人、また、いまだ行動を起こすまではないものの、”起業”という言葉が頭の片隅にある人が非常に多