眠ってばかりいたあの頃
先日、仕事帰りの電車での事。
その日は用事があっていつもより朝早く出勤した日だった。
そしていつもより慌ただしい1日でもあったので疲れていて席に座ると眠たくなってきた。
自宅まで1時間強の道のり。
寝ようと思えば割としっかり寝れる時間である。
でも僕は寝るより、プロ野球の記事を読んだり、noteを書いたり、YouTubeを見たり好きな事をして過ごした。
疲れて眠たくても夜にちゃんと寝れば明日の僕は大丈夫、そう自分自身を信じてあげられるようになっていた。
思えば休職する前の2年間くらいは暇さえあれば寝ていた。
家にいる時に限らず通勤や仕事で移動する電車の中でもずっと眠っていたし、仕事中に車で外出した時は待機時間が少しでもあると駐車場で寝ていた。
5分、10分というわずかな時間でも寝ていた。
残業や不規則な勤務が続いた時にはもちろん眠たかったのだけれど、充分に寝た日でも同じように眠ってばかりいた。
脅迫観念に近いものだった。
少しの隙間時間でも、眠っておかないと心と体が持たない気がしたんです。
でも仕事の合間にリフレッシュできるような居眠りは出来ませんでした。
夜、自分の布団の中でさえグルグル巡る思考に邪魔されて寝付きが悪いのに
昼間に仕事と仕事に挟まれた中で考え事をせずにリラックスして寝る事などできるはずもなく。。
車の中で寝始めても2分後には「あ!明日のアレの準備どうなってたっけ?」とソワソワしてメールをチェック、気になる事を確認すると安心してまた目を閉じる。
で、また2,3分後に別の事が気になって書類のチェック。
そんな事を繰り返すうちに30分の休憩時間は結局少しも休まらず、眠りかけて起きてを変に繰り返したので余計に頭がボーッとする。。
それがお決まりのパターンでした。
それでも眠っておきたかった。
破裂しそうな心を眠りの中へ避難させたかった。
その頃の僕の24時間は眠りに落ちた時間以外はすべて憂鬱な気分に支配される時間だったから。
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